【高1物理基礎】等加速度直線運動の問題
こんばんは。
かつての生徒より質問が来ましたので、解答を載せておきます。
◆問題
x軸上に距離l[m]を隔てて2物体A及びBが静止している。
これらが図のように同時に出発し、Aは加速度aA[m/s²]で進み、
Bは加速度aB[m/s²]で進み、AがBを追いかけた。
ただし、右向きを正として 0<aA<aB である。
AがBに追いつくのに要する時間t[s]を求めよ。
◆図はこんな感じ
→aA l →aB
ーー○ーーーーーーーーーーーーーーーーー○ーーーーーーー→x
A B
等加速度直線運動の3つの公式を用いる練習問題ですね。
~3つの公式~
v:速さ v₀:初速度 a:加速度 t:時間 x:距離
① v = v₀ + at
② x = v₀t + 1/2 at²
③ v² - v₀² = 2 ax
この3つの公式は必ず覚えておかなければなりません!
語呂合わせでもなんでもいいので、物理選択の人がぐっと減る原因ともいえる分野ですが、物理基礎はとにかく公式を覚える→公式にあてはめるだけ!
◆解答
まず、0<aA<aB について
Aの加速度がBの加速度より小さい場合、追いつくのは不可能ですね笑
あいにくどこの出典の問題かわからないのでスルーしましょう。
それではさっそく0<aB<aA として解いてみましょう☆
時間tの間でA、Bが進む距離をそれぞれXA、XBとすると
3つの公式の2つ目より
XA= 1/2 aA t²
XB= 1/2 aB t²
(静止状態から出発するので初速度はいずれも0)
AがBに追いつく、とは、すなわちAがBよりも余分にlだけ進まなければいけないってこと。なので
XA = XB + l
これに代入すると
1/2 aA t² = 1/2 aB t² + l
これについて解くと…
1/2t²(aA ー aB)=l
t² = 2l/ (aAーaB)
t=±√2l/ (aAーaB)
以上です!!!
あってるかな?間違えてたら教えてください。
また、わかりにくいところもあれば教えてください。
おやすみなさいzzz
ささくれ