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あなたにとってスポーツとはなんですか?#3

タイトルをみて、この記事を読んでくださる方は、何かしらスポーツと関わりのある方だと思います。

大学の授業でこのテーマに関して70名ほどの前で発表する機会があり、自分の中でも深く考えたことがなかったので、この機会に言語化して残したいと思います。

では、改めて。
「あなたにとってスポーツはなんですか?」
スポーツは人生そのもの?娯楽の一部?仕事の一部?
人によって感じ方は色々で、答えはないものだと思います。

スポーツは人生のそばにいて、自分を励まし、奮い立たせてくれるもの。

このように定義しました。今までの人生を振り返り、12年間野球をやってきて、子供の頃からスポーツという存在に励まされ、自分を奮い立たせてくれているものだなと感じた

それを印象づけているのが小学校のエピソードになります。

私は、宮城県の石巻市出身です。
みなさんも何回かTVで聞いたり、観たことがあると想いますが、東日本大震災の津波の被害を直接的に受けた地区に住んでいました。

私が小学5年のときに被災し、電気・水などインフラ崩壊、近所にある避難所となった小学校には多くの家をなくした避難民、街中に瓦礫が散乱、海・排水・ガソリンなどが混じったような独特な匂いが充満しているような中で、今では考えられないような生活をおくっていました。

当然学校生活、野球生活はおろか、生活そのものができるか分からないというのを当時小学生だった自分が感じるほどでした。子どもながらに自然に対する無力さを感じ、死がこんなに身近なものなのかと思いました。

https://sports-for-social.com/our-story/kenta-sasaki02/

※インターン先のWebメディアでも【震災を経験して、防災に対する考え】をテーマに記事を書かせていただいています。興味があれば、こちらもチェックしてください。

そのような環境での生活が続く中で、その翌年の3月に、地元・石巻工業高校が21世紀枠で甲子園に出場しました。

野球小僧だった自分からしたら「地元の高校が甲子園にでる!」と大喜び。その時、選手宣誓したキャプテンが家族ぐるみで付き合いがあったこともり、現地で応援にも行きました。野球小僧にとっての希望であり、石巻市民にとっても希望でした。

さらに翌年の2013年、楽天が日本シリーズで優勝しました。

その当時は、「やべー、楽天すげー!」「マー君すげーな!」と思っていただけでしたが、

いま振り返ってみると、

宮城県が一体になる感じというか、野球を通じて宮城県のみならず、東北民が勇気づけられた経験でした。復興に着々と進んでいく中で、大きなキッカケになったと感じています。

野球に対してはそこで勇気付けられた部分が大きくて、
地元の高校から甲子園にいって、地元のみんなにすこしでも明るいニュースを届けたい、と強く想うようになりました。自分が甲子園にいくことで、家族への恩返しは勿論、地元・石巻の復興の架け橋になれればと思っていました。

石巻高校に進学後、エースとして県ベスト8、21世紀枠で県代表までいったこともありましたが、甲子園に行くことはできませんでした。

野球を通じて地元に明るいニュースを届けたいという想いでやってきて、
そこにいたるまでに積み上げてきたものは現在のいまの自分にとっても原動力であり、常に鼓舞してくれているものです。

大学に入り、スポーツに関わっていくなかで、新しい出会いがあり、自分が本気でやりたいと思える分野との出会いがありました。

今は、ITを通じたスポーツの発展の一助になりたいと思っています。

自分の原動力であるスポーツ・野球に対して、野球界に一野球人として貢献していきたい思っています。


以上になります。



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