30.読書と日記_パイプのけむり 1/團伊玖磨
パイプのけむり 1/團伊玖磨
この本は週刊誌で連載されていた随筆を文庫本にまとめたものである。
1冊目では最初の1年半分がまとめられており、知る限りでは10冊まで文庫化されている。
その10冊が古本屋の棚にドンと並べられていた。
それらの佇まいに惹かれ、1冊目のまえがきから上記の内容を知った。
最初の1冊だけを持ち帰って読み終えたのが今である。
読んでいる間にまたその古本屋を通る機会があり、その際に2冊目を購入した。
おそらくまた2冊目を読んでいる間に3冊目を購入することになると思う。
それまで残っていればだけれど。
團さんのことはこの本に出会うまで何も知らなかった。
随筆を読み進めていくうちに少しずつ人物が見えてきた気がする。
文章を通して書き手を徐々に知っていくことはエッセイを読む醍醐味だ。
noteで好きな文を書く人の記事を追う楽しさとも似ているし、毎週ラジオを聴く楽しさとも似ている。
團さんのことがどんどん好きになっている。
女好きだし少し面倒な思考回路をしているけれども、それもまた魅力の1つだ。
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