銭湯とスタミナ(日記)
今年の5月はクールキャラですな。少なくとも去年の君はそんなじゃなかった。ぽかぽかと温かくておだやかだったでしょうよ。上着がないと心許ないですね。ただ、春物の登板回数が多いという点においては、良いことかもしれません。
職場にあと5分で到着するというところで、雨雲の涙腺が大崩壊して、朝から濡れた。折りたたみ傘が可哀想なぐらいの、激しい雨でした。
週末に高熱が出て、これまで比較的好調だった髪も肌も腸内環境も自身への自信も、昂るところまで昂ったのでしょうか、ぺちゃんとひしゃげてしまいました。振り出しに戻る、と言いますか。ただ、同じように積もっていた、根深い雪のような疲労感ややるせない気持ちみたいなのも、全部見事に溶けたよう。熱はしんどかったけど、なんかよかったものと一緒に、悪かったものを全てを蹴散らしてくれてラッキーです。
昨晩、近所の銭湯に行きました。部屋着にウインドブレーカーをはおって、自転車の前カゴにタオルやシャントリボディソと化粧水と乳液をいれたプラスチックのカゴを乗せて、軽快にシャーっと行きました。
490円を払って、もう遅めの時間だからがら空きの銭湯の、家よりは不便だけど銭湯界では神なプッシュ式のホースシャワーでお湯をじゃばじゃばと出して、いつものシャンプー、いつものトリートメント、いつものボディソープで身体を綺麗にし、柔らかい皮が剥けそうなぐらいにあっつい湯船に肩まで使って、ドライサウナと水風呂と外の椅子を何度も行ったり来たりしました。
私はお風呂が好きだなあ。外のお風呂に入りに行くのが好きだ。やっぱり好きだ。別に誰と話すでもなくて、その場にいる他のお客さんの気配をちょっと感じながら、ゆっくりと気ままにくつろぐ裸の時間が好きだ。
風邪の熱で失ったあれこれの隙間を、銭湯で浴びた温・冷両方の優しさがそっと埋めてくれました。
今日は朝起きたら、前述のとおり豪雨に打たれた。でも、前日に銭湯に行ってたから最強だった。仕事もよく片付いた。前に買ってたお土産のガトーショコラもたいそうおいしかった。
今年の5月のこと、まだ半分しか知らない。あなたのことも、知っているようでこれっぽっちもなんにも知らない。勝手に決めてごめん。
私自身も、前提としてあと何年生きるかわからないけど、希望としては、まだ人生の半分の地点にも立ってないんやんなぁ。私も、私のことは分からん。勝手にいろいろ自信無くしてごめんな。
クールキャラやなとか言っちゃって、5月は実は燃え盛るようにアツいやつかもしれんよな。お手柔らかにお願いします。私も季節のバーニングに負けへんように、スタミナ蓄えたろと思います。