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河津桜の本家、河津に行ってきました。今年は寒くて、残念でしたが、近くでひな飾りを堪能して、楽しい旅でした。

先日(2月25日)に河津桜を見に行ってきました。河津桜は、1955年に静岡県賀茂郡河津町田中の飯田勝美氏が河津川沿いの雑草の中で1mほどの原木を偶然発見し、庭先に植えたことが由来です。その後の学術調査で今までに無かった雑種起源の栽培品種であると判明し、1974年に「カワヅザクラ(河津桜)」と命名されました。オオシマザクラ由来の大輪の花と、カンヒザクラ由来の紫紅の花弁の色と早咲きが大きな特徴です。原木のある河津町での花期は2月頃で花期が1ヶ月と長く続くことも特徴です。

例年、2月の下旬が見頃で、今年も2月1~28日が河津桜まつりとなっていました。ところが、2月の寒波が強烈で、遅くまで居座ったおかげで今年の開花はずいぶんと遅くなり、桜祭りの期間が3月9日まで延長されています。東京の孫に会いに行った帰りでしたので、日程を変更することができず、訪れた日(2月25日)はまだほとんど開花化しておらず、ちょっと残念でした。ちなみに、ここ一週間ほどの暖かさで開花が急速に進み、今日(3月2日)のライブカメラを見ると満開に近い見頃になっています。

ほとんど開花していない桜並木

見頃になっていた原木
河津川の桜並木 1
河津川の桜並木 2

最初に原木を見に行くと、見頃と言って良いほど開花が進んでいて、綺麗でした。それほど多くなかった観光客が大勢、写真を撮っていました。原木は河津川から少し離れていますから、そこから川縁の桜並木を見に行きました。川風が吹いて川沿いは冷えるからなのでしょうか、残念なことに、ほとんど開花は進んでいませんでした。ほんの一部の木は開花していましたが、ほとんどの木はまだまだ開花せずという状態でした。

ツボミの状態

膨らみ始めた蕾
開きそうな蕾
開花

多くの蕾が膨らみ始めて、濃いピンク色が見え始めたという状況でしたが、かなり膨らんで開花間近という蕾も少なくありませんでした。開花しているものは少なかったのですが、開花している枝を見て、楽しんできました。

菜の花は綺麗でした

川沿いの菜の花畑
菜の花と河津桜 1
菜の花と河津桜 2

川沿いの桜並木に沿うように菜の花畑が作られています。例年、菜の花と桜の共演を楽しむことができます。以前、2回ほど訪れいているのですが、その折は綺麗に開花した桜と菜の花の共演を楽しめました。今回、菜の花は綺麗に咲いていました。菜の花越しに満開の桜の花を撮影したかったのですが、無理でした。少し開花が進んでいる木のところで撮影をしてみましたが、それほど開花しておらず、背景の土産物屋のピンクが目立つだけになってしまいました。

素盞嗚神社すさのおじんじゃのひな飾り

素盞嗚神社階段のひな飾りと吊るし雛 見上げる
素盞嗚神社階段のひな飾りと吊るし雛 見下ろす
境内下を通る伊豆急行

河津川沿いの桜並木がまだほとんど開花していませんでしたから、河津の近くの稲取温泉にある素盞嗚神社すさのおじんじゃを訪れました。稲取では恒例の『雛のつるし飾り祭り』が開催されていて(今年の日程は1月20日~3月9日)、素戔嗚神社の階段を使った雛段飾りを見ることができます。段数118段は雛人形の展示段数で単独日本一ということです。下から見上げても上から見下ろしても圧巻でした。境内の下を伊豆急行の線路があり、高台から稲取漁港を見下ろしながら、河津桜(ここは見頃でした)の横をラッピング列車が通過する様子も見ることができます。

Bakery & Table 東府や

足湯を楽しめるカウンター
足湯を楽しみながら
さざ波の水面を見ながらのんびり

帰りに伊豆半島の中央付近、浄蓮の滝の少し北にある『Bakery & Table 東府や』に立ち寄りました。伊豆旅行の際は大抵ここを訪れています。景色を楽しむ浅いプールを見下ろすように設えられたカウンターで足湯を楽しみながら、Bakery で購入したパンやランチを楽しむことができます。そよ風でさざ波の水面に映る雲やその向こうに広がる『東府や Resort & Spa-Izu』の敷地をのんびりと眺めながらランチを楽しむことができました。

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