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中山道『鵜沼宿』の今。再生整備された街並みが往時を偲ばせてくれます。

中山道を京から江戸に向かい、美濃に入って8宿目が鵜沼宿です。宿場町であった往事を偲ばせる街並みが再生整備されていて、町屋館や脇本陣などが公開されていて、ボランティアによるガイドも利用できます。

再生整備された街並み

古い家並み
左:菊川酒造、右:脇本陣
大安寺川から通りを望む

通りの南側に残る麩売り家並み(菊川酒造、坂井家、梅田家(2軒)、安田家)はいずれも登録有形文化財で、そのうち一軒は1891年の濃尾震災でも倒壊を免れた江戸時代後期の建築物です。通りの北側には脇本陣の酒井家が復元され、公開されています。再生整備された通りの東端には大安寺川が流れており、大きな柳の木が特徴的です。

武藤家住宅

武藤家住宅
町屋の内部

鵜沼宿本陣桜井家の東側に隣接しており、江戸時代には「絹屋」の屋号で旅籠を営んでいた武藤家が中山道鵜沼宿町屋館として公開されています。濃尾震災後の建築物ではあるが、市指定文化財・景観重要建造物に指定されていて、趣ある町屋です。縁側から内部を眺めると奥行きのある3部屋に古い箪笥と往時を偲ぶことができました。

犬山城を望む

二宮神社への石段
犬山城を望む
日本モンキーパークの大観覧車

鵜沼宿がある各務原市は木曽川に面していて対岸は愛知県犬山市です。再生整備された通りに二宮神社に登る石段があるのですが、小高い丘の上にある神社の境内からは対岸の犬山城を望むことができます。犬山市の日本モンキーパークの大観覧車も見ることができました。

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