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夫婦で経営するジェラート屋 メリット デメリット


このブログは、これからジェラート屋さんを開業予定の方、または開業して間もない方に向けた記事です。


私たちは夫婦で小さなジェラート屋を経営しているヒザシ夫婦と申します。
ジェラート屋を開業して3年目。
この期間、山あり谷あり、さまざまなことを経験してきました。

今回は、ジェラート屋の夫婦経営について書いてみたいと思います。


はじめに


まず最初に、製造担当をしている夫は元サラリーマン。
販売担当をしている妻は元主婦でした。
(元主婦というのは、現在、子育ても家事もほぼ同じくらいの割合で分担するようになりました)
妻はカフェや税理士事務所で働いた経験があったので、接客と経理の知識があります。
一方で、夫の私は営業をしていたのですが、これといってジェラート屋ですぐに活かせるスキルがなかったのが現実です。
そして、2人とも、お店や事業を経営するのは初めてでゼロからのスタートでした。

3年間の夫婦経営を振り返ってみると、
お互いのことを一層、理解できるようになったことが得たもので一番大きなモノです。
お店を始めた当初は考え方の相違で言い合いになってしまうことがよくありました。
しかし、今はほとんどそのようなことはなくなっています。
なぜかというと、『お互いの強み、弱みがはっきりとわかってきたから』ということが一番の理由です。
強みと弱みとは言い換えれば得意と不得意です。
それを理解できたことで、それぞれの役割分担が確立してきました。
役割分担が明確になると、そのテリトリーは相方のことを信じで任せることができます。
例えば、私たちの場合、インスタグラムの投稿デザインを夫婦で一緒に考えていました。
しかし、夫の私はデザインセンスがないにも関わらず口出しをしてしまい、結果的に言い争いになってしまうことが頻繁に起こりました。
でも、ある時に妻のデザインセンスは私よりも優れていて、私が口を出すことはデメリットでしかないことに気がつきました。
それを理解するまでに1年間くらいかかってしまったことが私の反省点です。
あらかじめ、お互いの強み、弱みを少しでも理解しておけば、よりスムーズに物事が進むと思っています。

ここからは夫婦経営のメリット・デメリットについて書いてみます。


夫婦経営のメリット

お互いは絶対にいなくてはならない存在になる

これが一番大きなメリットです。
「何歳くらいまでに貯金を〇〇万円にしたい」とか「いつか日本一週したい」とか大雑把な目標はありましたが、
夫婦で同じ目標に向かって一緒に努力をするということはお店をやる前までは考えてもいませんでした。
お店を始めて同じ目標を持つことでお互いの関係が一層深まったことは言うまでもありません。

いつでも相談できる

夫婦で経営しているので、いつでもどこでも相談することができます。
例えば、会社員時代は誰にも相談できず辛いこともありましたが、夫婦経営の場合すぐに相談できる人が近くにいることはお互いにとって心強いことだと思います。

なんでも言い合える

経営の相談やこれって言っていいのかな?なんてことは夫婦なので特にありません。
夫婦のお店なので少しでもお店にとってメリットになる話であれば意見をぶつけ合っています(仲良く・・)

家庭の事情に合わせて臨機応変に対応できる

私たちのお店は日曜日の営業はしておりません。
なぜかと言うと子どもとの時間を大切にしたかったからです。
元々は売上が減るのが怖くて日曜日の営業をしていました。
しかし、子どもとの時間は限られているから利益よりも家庭を優先するという判断をしました。
夫婦経営の場合、判断をしたらすぐに営業日を変更することができます。
このように自分たちの考えをすぐに反映できるのも魅力の1つだと思います。


デメリット

仕事とプライベートの境目がない


ここはとても気をつけなければいけないところだと思っています。
いつでも、なんでも相談できる相手が近くにいるからと言っても、お互い人間なので仕事のことを考えたくない時もあります。
それを、敏感に察知し合うのも大切なことです。
例えば、会社員であれば、物事を伝えるタイミングや伝え方に気をつけることもよくあることだと思います。
しかし、夫婦となればその辺りが大雑把になりがちです。
だからこそ、夫婦ではあるけれど、お店を一緒に経営するチームでもあることを意識して忘れないことが大切です。


最後に

夫婦経営は好きな人と一緒に仕事ができて、とても有意義な時間を送ることができます。
一方でお互いの仕事量と体調管理には常に気をつけなければいけません。
自営業なのでどれだけ働いても問題はないからこそ意識的にお互いを気遣う必要があります。

3年経って断言できるのは、お互いの心と身体が安定していることが一番成功できる方法だということです。

もし、夫婦でジェラート屋を開業される可能性のある方にとって参考になれば嬉しいです。

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