素人がジェラートを作れるようになるまで
このブログは、これからジェラート屋さんを開業予定の方、または開業して間もない方に向けた記事です。
こんにちは
夫婦で小さなジェラート屋を経営している
ヒザシ夫婦と申します。
ジェラート屋を開業して3年目。
今回は「ジェラートの知識ゼロでも作れるようになる?」
という題材で書いてみたいと思います。
ジェラート屋開業に必要なもの
ジェラート屋を開業するために最低限、現物的に必要なものは
「ジェラートを作る技術」・「資金」・「場所」そして、「マーケティング知識」です。
その中でも、ジェラート屋を始める前に大きな壁だと思われがちなのが、ジェラートを作る技術です。
確かに、ジェラート屋のオーナーさんの中には、イタリアで修行をしたり、他のお店で技術指導(修行?)を受けたりされている方もいます。
そのような話を聞くと少し及び腰になってしまいますよね、、、
しかし、実は私たち夫婦はそのような修行がほぼない状態でジェラート屋を開業しました。
それはどういうことなのか、この後、詳しく書きます。
ジェラート製造の知識はどうする?
結論、私たちはジェラートマシンを販売しているメーカーさんから技術指導を受けて作れるようになしました。
マシンを動かす指導を受けたのは3日間です。
前後のサポートを合わせると3ヶ月ほどお世話になりました。
繰り返しますが、マシンを使う工程は3日もあれば十分覚えられるということです。
とはいえ、使っているうちに不明点なども出てくるので、今でも連絡をして色々と教えてもらっています。
この技術指導はジェラートマシン代とは別途に料金が発生するので、詳しくはメーカーにお問い合わせをしてみてください。
ちなみに、私の見解ですが、ほとんどのお店がこの流れでジェラート屋を開業していると思います。
また、ジェラートのレシピも同じメーカーから教えてもらうことができるので心配ありません。
(レシピをどのようにアレンジしていくかはお店次第です)
どのメーカーのマシンにするべきか
私がよく耳にするのはカルピジャーニとカタブリガです。
当店ではカタブリガを選択しましたが、その理由は価格・営業マン・設置場所、そして何よりも味で決めました。
(「味」は各お店のこだわりや嗜好性で変わってくると思いますので、あくまで参考にまでにしてください)
マシンを決めた理由は改めて記事にしたいと思いますが、いろんなメーカーさんのお話やジェラートを食べてみることをおすすめします。
時折、それらスイーツ関連のマシンを集めた展示会が開催されているので、どこかのメーカーに連絡をして足を運ばれてみるのも1つだと思います。
重要なのは知識を得てからのお店の在り方
上記のようにジェラートを作ることは誰でもできるようになります。
一方で、技術を習得してから、食材選びや、こだわりポイント(差別化)をどのようにしていくかが何よりも大切です。
例えば、当店では低温殺菌牛乳を使用してジェラートを作っています。
牛乳で味が変わるのか?と言われると正直全然違います。
そして、牛乳の価格も全然違います。
味と原価どちらを優先させるのか・・?それはオーナーさんの考え方で変わってきます。
また、教えてもらったレシピをベースにしてどんどんオリジナルを作ることができるようになります。
この工夫もお店次第ですので、結論、ジェラートの探究に終わりはありません。
あと1つ付け加えておくと、私たちは他のジェラート屋で働いたこともなく、イタリアにも行ったことはないです。
さらにジェラート製造はマシンを販売するメーカーに教えてもらっただけです。
それでも、工夫を重ねてきたことで
「うちのお店のジェラートが日本で一番美味しい」という自信があります。
(その自信を持ち続けるために他のお店のジェラートを取り寄せて比較検討したり、いつも試行錯誤しています)
いかがだったでしょうか?
ちょっと最後に想いが入ってしまったことをお詫びいたします。
これからジェラート屋を夢見ていらっしゃる方のお役に立てれば幸いです。
ではまた次回をお楽しみに
店舗情報はこちらの記事にあります↓