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11月ドラムンベース雑記(2024.11)

ドラムンベースに関するあれこれのメモ


◆11月のドラムンベーストラック

『Culture Shock,Grafix - Make It Pump』
メタリックでサイバーな音色が立体構造物のようにデザインされてリッチに響き渡る。さすがトッププロデューサー同士の共作。ドラムンベースDJのSIMOさんいわく「ビヨーンビヨーンという音がたまらん!これをクラブで浴びてみたい」。

『Pyshius,flowanastasia - Wide Awake(Prolix Remix)
重戦車のように駆動するグルーヴと吠え猛るベース音がたまらん。原曲は2022年11月18日にBlackout Musicからリリースされていて、ドロップのリズムののりが楽しい。

『Mandidextours - The Energiser』
4つ打ちの女王Mandidexroursの新作。拳を握ってパンチダンスしたくなるやつ。ここらへんが今のドラムンリスナーのスイートスポットを当ててる音なのだろう。

『DJ YOUTH,Mountain - Turn Off The Lights』
UK武者修行中の二人の日本人プロデューサーのコライト作品で、しかもShock Oneのレーベルからのリリースという快挙。曲の腰はしっかりしていて、オーソドックスなドラムングルーヴでついつい身体が動いちゃうやつ。

『John B,The Young Punx - Hedwig's Theme Drum and Bass Mix』
ハリーポッターなドラムンベース。さすがJohn Bだぜ!

『London Elektricity,DJ Marky,Makoto,Vonne - Elektrify』
3人のレジェンドプロデューサーの共作。この曲の一番の売りはグルーヴで、高速に刻まれるリズムにポンポンと弾むベースがノリノリのラテン系。

『Matrix&Futurebound,Matrix,Futurebound,Glacier Baby - Weightless』

『Yellock - Make Your Move』
DAWの登場によって実際の具体的な楽器音から離れた抽象音楽が当たり前となりつつある、それはドラムンベースの楽曲も例外はない。そんな時代の端境にあって自らのルーツに戻ってギターをかき鳴らすヒーローがYellockだ。ドラムンベースを聞いてギターを弾いてるライブを想起するリスナーは少ないと思うが、Yellockはヴァーチャルヒューマンに「パフォーマンスジェスチャー」仮託してドラムンベースに肉付けをしようと試みている。彼のクリエイティブな活動はドラムンベースの未来のひとつだ。

『Shock One - Organism Algorithm Permutations」
Shock OneのLP。シングルで聞いたもの以外の曲もあるのでゆっくり聞いていく。

『Slippy,WISNER - Superhuman』
EDMプロデューサーによるDNBのキラキラした音色は自分的にはスイートスポットはいってるので好きである。

◆参加したイベント

『06S - THE LAST DANCE OF 2024』
2024年最後の「06S」パーティーに参加。ラストまでお客さんいっぱいで盛り上がりました。KEITAはオープニングに徹してパーティーの成功を確信させるフロアの温めをこなす。今年のKEITAはRoni Sizeの来日公演でRoni Sizeの後のDJをするなど難しい役どころが多かったけど、しっかり役割をこなしつつ、ドラムン好きリスナーを納得させるトラックを組み込んで聴かせてくれた。

初登場の若手DJのRNGは勢いが凄かったし、最後の最後まで轟音を思う存分響かせてくれました。B2B相手のSAKOさんはさすがの玄人ぶりで,組み手の師範代よろしくRNGに胸を貸すかんじで安定していました。以前の06Sのオープニングアクトで沸かせたビートルズの名曲アレンジ「Urbandawn - Come Together (feat. Tyson Kelly)」をかけてくれたのが嬉しかった。

イベント終了後は、コミュニティの仲間たちは今までで一番の酔いっぷりで、肩かして道玄坂を降りてくのに苦労しました(笑)

AKiさんの立ち上がりは変拍子が入ったトラックを混ぜるなど今までにないマニアックなセットリスト。ここらへんはオールナイトロングというイベントで一人で5時間以上のDJをこなしてきたことによる変化が06Sという場でも出てきたのかなと。

『DJ AKi - ALL NIGHT LONG』
冷たい雨が降りしきる平日の深夜ということで集客が心配されたにもかかわらずインバウンドのお客さんでフロアがいっぱい。この日のAKiさんのセットはトップに昇り詰めるようなビルドアップではなく、洞窟探検家のごとく深く深く暗黒を潜ってくような極限低音を奏で続けていた。本人の集中力は凄まじくて、5時間以上ブースを一歩も離れずDJを続けていた。


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