DJ AKi STREAM リリースパーティー
#10 DJ AKi STREAM _ 06S RECORDS presents ISOLATED HUMANISM online release party
7月10日に発売された「ISOLATED HUMANISM」by DJ AKi & Yellockを記念したストリームパーティーが7月25日に開催された。「隔離された人間性」のテーマのごとく各人の自宅の押入、物置、スタジオ、障子からオンラインで集ってDJを繰り広げた。また、VJもH2KGRAPHICSが自宅から遠隔で、各DJの設置したスクリーンに映像をリアルタイム配信で届けるという離れ業をやってのけた。
参加DJ
DJ AKi @DJAKi
Yellock @Yellock_jp
YASUKI @YASUKI_DJ
Azumai @azumai_dnb
Itti @Ittijpn
オリジナルのお披露目はもちろん、参加DJが各々「ISOLATED HUMANISM」のリミックスを持ち寄ってパフォーマンスをする熱量のこもった企画となった。聴いている側としては、同じドラムンベースDJといえどもそれぞれの音の世界観があるのだと実感できて面白かった。
DJ AKi 押入から世界へDJ配信
1番目はもちろんDJ AKiの「もう押入とは言わせない」押入からの配信。
いつもはDJ・VJ・MC・Camera Switcherをリアルタイムの配信でこなしているDJ AKi。この日はVJをH2KGRAPHICSに任せて、より攻めた音でDJ。
「DJというよりストリーマーと呼ばれることを目標としたい」と語っていたとおり、オーディエンスとのやりとりも円熟味をましてきた。
YELLOCK 物置を大改造!スタジオかと思うほどのVJ映えするパフォーマンス
パーティー2番目のDJはYellock。配信用に数か月の準備を要したという自宅の物置からのパフォーマンス。
攻殻機動隊の「謡」からゆったりとしたリズムから始まる。なるほど、デジタルの海からバーチャルヒューマンYellockが浮かびあがるのだろうか?期待が高まっていき溜めに溜めてからオリジナル楽曲「Beginning」の高速でエネルギッシュな音が流れてブチあがる展開がたまらん。
YASUKI B2B AZUMAI 手カメラ導入でDJ主観のライブ感を演出
3番目はYASUKI&AZUMAIのスタジオB2B。
手にカメラを搭載してスイッチャーで時折見せてくという実験的な配信が面白かった。クラブだとオフサイトになるようなところを見せてくのは配信の強みだ。
「ISOLATED HUMANISM」のAZUMAI Remixは、DJ AKiが「ロシアンフック」と形容するくらい重低音の塊をぶつけられた感覚になる。YASUKI Remixはリキッドなドラムが心地よく進んでいく、これもまたイイ。DJそれぞれのドラムンベースの音や世界観があって、深い魅力があることに気づく。
ITTI 障子で配信 詫び寂びドラムンベース
押入➡物置➡スタジオ➡パーティーの最後はITTIの自宅から「障子」を映してのパフォーマンス。
障子って「詫び寂び」でてるなーなんて思いながら視聴。障子にちょっとフフってなったが、音も「ワビサビ」していて聞き込んでしまった。
重低音こそがドラムンの「サビ」なんだよと言わんばかりに、メロやシンセリフを除去した、ドラムンベースを極限まで抽象化したような音の世界を堪能できた。
ひたむきに音を追及する究道者的なアーティストがいるから、ドラムンベースがここまで生き残ってるのだろうななんて偉そうに思ったり。
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