見出し画像

太陽と発酵のチカラ「太陽熱消毒」

8月8日からスタートした、毎週土曜日朝のサンシャインファーム畑体験。

9月の土作りに向けて、ボカシの仕込みを進めてきましたが、だいたいメドがたったのと、「しま菜」「わさび菜」を栽培している畝に「キスジノミハムシ」が発生!(遮光用ネットの目が粗く、小さな虫の侵入を防げなかった。。というミス!)したため、土壌消毒として「太陽熱消毒」を施すことにしました。

コレは、太陽の熱と微生物の作用による発酵熱を利用して、土壌の温度を上げ(条件が整えば、土中温度が60℃以上!)、病原菌や虫(虫の卵も)などを駆除する方法で、刺すような日差しの沖縄では梅雨が開けた6月〜9月頃までが最も効果的。

特に秋作前のこの時期にはもってこいの技です。


今回は、次作用の元肥も兼ねて、「牛糞堆肥」「鶏糞堆肥」「ボカシ」を施しました。

堆肥とEMボカシを施して、海水で仕込んだ「EM海水活性液」をかけて、管理機でよく混ぜて、十分に水分を与えたところに、透明のマルチで覆います。(端はしっかり土に埋める)

そうするとすぐに蒸気でマルチの表面が曇ってきます。

スチームサウナのような状態で約2週間(天候などの条件で2週間以上かかることも。。)マルチ内の土壌温度を上げて(土中温度×日数の積算温度で800℃以上)しっかり消毒。

土壌消毒が終わったら、ビニールマルチをはぎ、2〜3日ほど乾燥させて、定植します。


当日はマルチ張りまで、堆肥運びや管理機の操作など体力のいる作業も、体験者+僕の4人で一気にできたので、小一時間ほどで終了し、9時ころには解散となりました。

いきなりマニアックな内容でしたが、楽しんでもらえたようで、ひと安心。


体験を進める時の、具体的な作業割り振りなどが意外と難しく、改善点はたくさんありそう。。


何はともあれ、程よく汗をかいて、ひと作業終えると気持ちいいものです。

準備の間に切り戻してもらった「ホーリーバジル」「スウィートバジル」と収穫してもらった「オクラ」をお土産にして、3回目の体験は無地終了。

帰宅後のシャワーが最高!な、土曜日の朝となりました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?