自己肯定感と自己評価
どうも、自習の森のたぬきです。
「自己肯定感の高さは生まれ持った資質なのか?それとも後天的に身につく資質なのか?」と最近気になり、備忘録的に考えたり調べた内容をまとめたいと思います。
自己肯定感(Self-Esteem)と自己評価(Self-Evaluation)の定義
自己肯定感(Self-Esteem)は読んで字のごとく、自分をどれだけ肯定できるかという度合にになります。他者の評価にかかわらず、自分がありのままの自分であることに満足し、自分自身を「絶対的」にどれだけ好きでいられるかを表した概念です。
それに対して自己評価(Self-Evaluation)は、自分の能力が他者と比べて「相対的」にどれだけ優れているか評価する概念です。そのため自己評価が高い人は、他者対して自分が優れていると考えているため、「自己評価が高い人」と言うとちょっと嫌な印象を持ちますね。そして他者を軽んじる度合い、他者軽視度とも高い相関があります。
個人的に日本語では、これらの言葉が混同されて使われる場合も多いですが、英語だと自己肯定感(Self-Esteem)と自己評価(Self-Evaluation)の明確に別のものとして教わり、高校時代過ごしたアメリカでは道徳(Humanity)の授業で高いSelf-Esteemを保つことの重要性を説かれました。
自己肯定感と自己評価の相関性
自己肯定感と自己評価は似たような概念に見えますが、あまり相関性は無いです。
自分は他者と比べて優れていると思っているのに、自分を肯定出来ない人もいれば、自分は他者と比べて未熟だと思ってるのに、自分を肯定出来ている人もいます。
自己評価≒他者軽視度とすると、それぞれ4パターンに分けた図が下になります。
それぞれのパターンの人が、どんな人かはドラえもんの登場人物で例えるとわかりやすいです。
たぬきは、と言うかおそらく皆も同じだと思いますが、しずかちゃんが一番好きで、スネ夫が一番嫌いです。子供になってほしい性格は①しずかちゃん、②ジャイアン、③のび太、④スネ夫の順番なので、高い自己肯定感を育てたいです。
2007年の各国の大学生を対象とした調査が下です。日本は萎縮型(のび太)34.1%、仮想型(スネ夫)32.9%、自尊型(しずかちゃん)19.0%、全能型(ジャイアン)13.9%の割合で存在しています。日本は全体的に自己肯定感が低めですね。
自己肯定感の高さは後天的に身につくもの?
自己肯定感の環境要因や遺伝要因の寄与度を研究した文献が見当たらないので、ここから先は完全にたぬきの主観です。
個人的には、高い自己肯定感を構成するには、幼少期~青年期の環境要因や成功体験が重要なのかなと思っています。
小学生~高校生時代を自分に自信を持てる環境で育てば、その後に多少の困難に直面しても、自分自体を否定するわけでは無く、「自分はまだ環境に適応出来てないだけだ」とか 「環境自体が良くない」という考えになるんじゃないかな思います。
Twitterで見つけた男子のモテ属性の遷移図を下に載せます。
「足が速い」という属性は、社会人になってから生かせる場面はほぼありませんが、小学生時代に限りとても重要な属性です。
ちなみに、たぬき弟は小学生の頃、短距離走も長距離走も学年でぶっちぎりに一番速かったです。そのおかげか90キロ近くまで肥え、30歳近くになって一度も彼女が出来たことが無いにも関わらず、謎の自信に満ち溢れていて常に幸せそうです。
そんな弟を見ていて「将来幸せになるためには、子供の頃に勉強頑張らせるより、一周回って、足速くさせたほうが良いんじゃないか?」と思い始めた今日この頃でした。
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