やったあとでプロジェクト化する
こんにちは、アウトライナーをこよなく愛するセム(@ssem1622)です。
うちあわせcast第72回にも出てきたDoMAの話ですが、わたしもそれを参考にさせてもらっていて、デイリータスクリストの中はできるだけタスクがフラットになるように運用をしています。
デイリー単位ではフラットになったタスク、別の言い方をするとプロジェクトから分解された個々のタスクをこなしていきます。
ちょっと待って、じゃあもともとのプロジェクト全体の進捗はどう管理していけばいいのか、それについて最近ふと気づいたことがあります。
わたしの場合、週次レビューの時に完了済みタスクをプロジェクト化していく方法を採用しています。
完了済みタスクのうち、関連する項目が複数あったらそれらを近くに寄せ集め、その上に新たにプロジェクト名をつける。
例えば取引先ごとだったり相手ごとにまとめるそれだけでも十分です。
この方法により、個々のタスクがだんだんかたまりになっていきます。そのかたまりを見ることで、プロジェクトにおける全体の進捗を把握することができるのです。
その後、以前紹介した全体像を非可視化するためのトップダウン型のプロジェクトリストと、週次レビューでこのたび作られたボトムアップ型のプロジェクトリスト。これら2つを見比べていきます。
なぜこれに気づいたかなんですが、最近というか今週から新しい会社に転職しまして、今はオンボーディング期間の真っ最中なんです。今はひたすらやった事の記録とか、入ってきたものをとにかくアウトライナーに記録するという段階を踏んでいます。
なぜなら新しい環境では経験も知識もない新米なので、トップダウン的な考えにはなかなか至らないことを経験的に知っているからです。(やったところで視座が低すぎて使い物にならない)
なのでひたすら記録するということに専念しているのですが、よくよく考えたら週次レビューの時に、その週の完了したタスクを近いもの同士で集めてその上に新しい階層を作ってプロジェクト名をつけるということをやっていたなぁということにふと気づいたのです。
これは週次レビューだけでなく、月次レビュー、Q次(四半期)レビュー、年次レビューでも行われます。
Q次レビューや年次レビューのような大きなレビューの時は、トップダウン型のリストプロジェクトリストを持ち出してきます。
そして始める前に作ったトップダウンプロジェクトリストと、完了した時のボトムアッププロジェクトリストを比べて、理想と現実をすり合わせる作業をしています。
この作業を通じて自分の見積もりの甘さを痛感するとともにどうすれば予想の精度が上がるかというところについて考えを巡らせているのです。
トップダウン型のプロジェクトリストは絵に描いた餅になりがちですが、ボトムアップ型のプロジェクトリストはそれ自体は既に完了している実績なので堂々とアピールできます。
というわけでこの記事を見てボトムアップ型のプロジェクトリストが気になったら、ぜひ今週の週次レビューから試してみてください。
小さく始めるのがコツです。そして合わなかったら変えればいいんです。
かたまりが大きくなるのを見ていくと、今期も自分頑張ったなという達成感が得られます。ぜひ、お試しあれ。