青年海外協力隊 生活編 #6「La familia de RD」
今日で語学研修が修了したと同時に、1か月お世話になったホームステイ先の家族ともお別れをしてきました。
ホームステイ先の家族について
私がお世話になっていたのは、ママと高校生の息子さんの二人家族のお家です。
家族によると思いますが、私の家族は割と放任で、ママも息子さんもそれぞれの部屋で過ごしていることが多かったため、私も帰宅すると自分の部屋で過ごすことが多かったです。そこまで会話は多くないですが、私が帰ると、必ずお母さんから、「今日はどうだった?」と聞かれるので、つたないスペイン語で1日の報告をしていました。
息子さんは結構シャイで、あまり直接話すことはありませんでしたが、お母さんが3日間ほど里帰りで家に居なかったときは、ご飯を作ってくれたり、お母さんが私の部屋を掃除してくれているときに、私が使っていたバスルームの床を磨いてくれたりと、何だかんだ優しい男の子でした。特に、水道管が壊れて困ったときは、一生懸命修理をしてくれて、本当にありがたかったです。
ママは、おしゃべりが大好きで、時間があると、いつも親戚の誰かと電話をしています。Uberが来なくて困ったときも代わりに電話をしてくれたり、私が早めに帰るとコーヒーを入れてくれたりと、優しいママ。いつも私のことを mi niña(私の娘)と言って人に紹介してくれるのですが、今日もお別れの時に、「私はあなたのドミニカのママだから、いつでも連絡してね!」と言ってくれました。このように、家族の一員として迎えてもらえることは、やっぱり嬉しいですね!
※右から私、ママ、ママの従兄妹、その旦那さん
家について
この1か月間過ごした家は、語学学校が準備してくれた家なので、ちょっとセキュリティーが甘いのかな~なんて心配になることも正直ありました。自分の部屋の鍵どころか、バスルームのドアもきちんとは閉まらなかったので。しかし、基本的には一人部屋だし、私の家の場合は、バスルームは家族と別だったため、その点は良かったです。
1か月間で驚いたこと・困ったこと
いくつか生活面で驚いたことや困ったことはありましたが、国も文化も違うし、そんなものだと思って過ごしていました。1ヵ月限定だということが分かっていたので、困ったことがあっても、まあ仕方ないかで済ませていた面もあります。
まず、初日に驚いたことは、ご飯を食べているとダイニングからキッチンの方へ向かっていくねずみ。笑 部屋で日本のよりもかなり大きなゴキブリがでたこともありました。
次に、1番困ったことは、頻繁に水が出なくなること。(お湯なんて当然出ません。)ママに言えば出るようにはしてくれるので大丈夫だったのですが、頭上にあるシャワーは3日に1回くらいしか出なかったので、バスルームで膝くらいの高さにある蛇口の水でどうにかシャワーを済ませていました。
ところが、一度だけ髪をほぼ洗い終わったというところで、完全に水がストップ。さすがにその時は困って、泡が残っている気がしながらも、どうしようもないので強制終了。原因は水道管の破損だったので、その日は息子さんが応急処置をしてくれました。
他にも、1週間に1度しか洗濯できない、7時半に家を出ないと学校に間に合わないと伝えてあるのに、7時半になって朝食が出てくるなどなど、困ったこともよくありました。でも、この国では1週間分まとめて洗ったり、時間に遅れたりすることは割と普通のことのようなので、私の方が慣れなきゃいけないこともたくさんあります。
食事について
ドミニカ料理は基本的に野菜が少なく、塩と油を一緒に炊いたご飯が大盛りなので、家でのご飯も割とそんなことが多かったです。ユカ(芋)やバナナを揚げた料理や、アビチュエラはおいしくて好きだったのですが、野菜がほぼないことや、量の多さと塩辛さはちょっと辛かった。あと、朝からインスタントラーメンが出てきたときはう~ん・・・となりました。まあ、週に3回くらい出てくると、またか、という感じで普通になりましたが。
いろいろ困ったこともたくさんありましたが、ママも息子さんも、親戚の方たちもとても良い人たちで、素敵な出会いになったと思います。特にお土産などは準備していなかったので、お別れの前に急遽折り紙で鶴を折って渡しました。それだけでとても喜んでもらえて、嬉しいのですが、ちょっぴり申し訳ない気分にもなりました。
私は引き続きサントドミンゴに住むことになるので、いつかもう少しスペイン語を話せるようになったら、また会いたいです。次会うときには、お母さんと周りの人の、めちゃくちゃ早いスペイン語の会話を聞き取れるようになっているといいなと思います。
今日から5日間、隊員の連絡所(ホテル)で同期と過ごし、その後それぞれの任地に移ります。私も、サントドミンゴ市内の次のホームステイ先に移動です。次のホームステイ先では、自分で料理をすることになると思うので、食べたいものが作れるのは少し安心かな。
家族、職場の人、学生たちなど、新しい出会いが楽しみ!
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