罪と罰
貴女は静かに涙を流す
けど貴女を助けて守る器がない僕は残酷な言葉を解き放った事を取り消せない
本当は貴女をまだ愛してる
本当は震えながら泣く貴女を抱き締めたい
でも別れを切り出した僕にはそんな権利などなくて
静かに涙を堪えて見守るしかなくて
本当の愛の言葉も伝えられない
僕が貴女に最初で最後に吐いた嘘
これがお互いの為と頭は理解してる
でも心は悲鳴をあげてる
だけど僕はその自分の中の悲鳴は蓋をして聞こえないふりをする
でも貴女が涙を流す姿をこの目に焼き付けて心に刻み付けたい
本当は最後は貴女の笑顔を目に焼き付け心に刻みたかった
でもそれは嘘を告げた僕の我が儘でしかない
ずっとずっと一緒と想って僕らは赤い糸で繋がってると信じて疑わなかった
けど現実とは残酷で月日と共にずれていく僕らには許されなかった
もっと貴女を支えられる助けられる僕になりたかった
でももう歪みができた関係になった今ではたられば話で遅い
これからは傍で今度は友達のフリして想い続けるね
いつか涙が止まった顔の貴女を知らない奴の背中越しに見ることがあるかもしれない
きっと僕の心は嫉妬に自分勝手に狂うだろう
でも微笑んで貴女の幸せを願う器の僕になれてたらいいな
貴女は僕の愛した人
貴女との想い出はかけがえのない大切な宝物
最初で最後に吐いた嘘は許されない罪だろう
この結末も正しいと思って僕が勝手に選んだ結末
愛してくれてありがとう
こんな自分勝手な決断をした僕を貴女は許すかはわからないけど
我が儘とわかってるけど僕との想い出を貴女も忘れないで欲しいな
愛情じゃなく憎悪でも良いから
貴女の中から僕を全て消して忘れないで欲しい
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