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メタ認知能力を育む

こんにちは!
S&S Kidsです。

みなさんは「メタ認知」をご存じでしょうか?

メタ認知とは、
「自分が認知(考えている・感じている)していることを
客観的に把握すること」です。

メタには“高次の"という意味があり、
自分が「認知している」こと、たとえば記憶や思考、学習したことなどを、
「高次の」より高い視点から認知しよう、
というのが「メタ認知」の直接的な意味になります。

この「メタ認知」は、
ジョン・H・フラベルというアメリカの心理学者が定義した概念で、
もともとは認知心理学で使われていた用語でした。
1970年代から研究が進められていたのですが、
つい最近まで一般的には知られていませんでした。

最近になって、教育関係や人材育成、経営などの業界で
重要な能力の一つとして注目されるようになったのです。

メタ認知能力を向上できれば、
自分自身を客観的に見られるようになります。

それにより、高い目標の設定やそれを達成する力、
問題解決能力などを引き上げることができるのです。

教育でいえば、メタ認知を育むことで、
子どもたちの自律性が育まれ
自分自身の効率的な学習につなげることができます。

・情報収集力:客観的に状況を把握できる
・情報整理力:状況を適切に整理できる
・問題発見力:現状を踏まえ問題点を見つけることができる
・想像力:先のことを想像できる
・計画力・行動力:目標達成のために適切に計画・行動できる

などなど、
社会で生きていくうえで必要な能力の複合的な習得が期待できます。

実はこのメタ認知、文部科学省の学習指導要領
(※全国の学校で一定の水準を保てるように文部科学省が定めた教育課程)にも登場していて、
義務教育課程でも重要視されています。

これからの社会を生きていく子どもたちが備えておきたい
大切な能力であることは明白です。

メタ認知を育むには、お子さま自身が自分の状況を知り、
自分自身で振り返るきっかけを作ることが重要となります。

はじめは、子どもが自発的に自分の状況を把握することは難しいため、
親御さんや周囲の大人たちが考えるプロセスをサポートすることも大切です。

日常的に自分を振り返る習慣は、
親御さん自身も多くの気づきが得られるでしょう。

親子でぜひ一緒にメタ認知を育んでみてください。

人材育成や経営などでも取り入れられているメタ認知、という能力は
子育てにおいてもサポートにもなり得る能力となるでしょう。


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