見出し画像

【難解な関数!】Arrayformula関数の使い方から使えない関数までを解説!|スプレッドシート活用事例

割引あり

ARRAYFORMULA関数は、Googleスプレッドシートで使用される関数で、一度に複数のセルに対して計算を行うことができる非常に強力な機能です。この関数を使用すると、範囲全体にわたって一括で計算や処理を適用することができ、手動で数式をコピーする必要がなくなります。

ARRAYFORMULA関数の基本構文

ARRAYFORMULA(数式)
  • 数式: 一つのセルに対して適用する計算や操作の数式です。

主な用途と利点

  1. 範囲全体の計算:

    • 複数のセルに対して同じ計算を一度に適用することができます。

    • 例えば、A列にある数値にB列にある数値を加算する場合、通常は各セルに対して数式を個別に入力する必要がありますが、ARRAYFORMULAを使うと、一つの数式で全てのセルを計算できます。

  2. 効率的なデータ処理:

    • 大量のデータを処理する際に、手動で数式をコピー・ペーストする手間が省け、作業効率が向上します。

  3. 動的な範囲処理:

    • 新しいデータが追加された場合でも、自動的に範囲が拡張され、常に最新のデータに対して計算が適用されます。

使用例

例1: 列の加算

A列とB列の数値を足してC列に表示する例です。

  1. A列に数値データが、B列に数値データがあるとします。

  2. C1セルに次のように入力します。

=ARRAYFORMULA(A1:A + B1:B)

この数式は、A列の各値にB列の各値を加算し、結果をC列に表示します。

例2: 条件付きの処理

D列に「Pass」または「Fail」を入力する例です。もしC列の値が50以上なら「Pass」、それ以外なら「Fail」を表示します。

  1. D1セルに次のように入力します。

=ARRAYFORMULA(IF(C1:C >= 50, "Pass", "Fail"))

この数式は、C列の値が50以上の場合「Pass」、それ以外の場合「Fail」をD列に表示します。

注意点

  • 範囲の指定: ARRAYFORMULAを使用する場合、範囲指定が必要です。例えば、A1

    1. のように列全体を指定することが一般的です。

  • 関数の互換性: ARRAYFORMULAは他の関数と組み合わせて使用することができますが、すべての関数が配列を処理できるわけではありません。特定の関数ではうまく機能しない場合があります。


ARRAYFORMULAと互換性がない関数の例

ここから先は

1,036字

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?