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腰痛について①~非特異性腰痛のタイプ~
こんばんは、はじめまして。
SS-4 factoryです。
私たちは理学療法士4名から作られた団体です。
各々の得意分野について
毎週土曜日の夜に配信を行っています。
短編やシリーズでも配信しているので、
毎週お楽しみに!
まず初回の今回は、
「腰痛について」
紹介していきます。
腰痛は多くの人がかかっていると言われ、
「肩こり」などと並んで国民病などと呼ばれます。
実際に厚生労働省が平成28年に行った
「国民生活基礎調査」によると病気やけがなどで
自覚症状のある者(有訴者)で腰痛においては
男性では第1番目、女性に関しても
第1番目は肩こりですが、
次いで2番目は腰痛となっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1662173911607-iDn3vy4ZuN.png?width=1200)
このことから腰痛は男女ともに訴えの多い症状
ということが分かり、
症状を訴える人数は年々増加傾向となってます。
誰しもが感じたことがある”腰痛”。
長時間デスクワークを行った後や、
重い荷物を持った後に
感じることも多くあるでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1660363768858-KLvUmtXzGe.png)
腰痛は”特異性疼痛”と”非特異性腰痛”に
分けることができます。
特異性腰痛とは、レントゲン検査やCTにて
原因を特定できる腰痛を指します。
特異性疼痛の代表例は、
腰椎椎間板ヘルニアや
腰椎脊柱管狭窄症などです。
一方、非特異性腰痛は原因が特定しきれない
腰痛のことを指します。
特定しきれないというのは
様々な原因が複合的に影響していることが
考えられます。
腰痛を訴えている人の中で、
原因が特定できる特異性腰痛は
全体の15%程度と言われています。
![](https://assets.st-note.com/img/1660362752820-URnnq8eWDT.png?width=1200)
今回のnoteでは腰痛全体の85%を占める
”非特異性腰痛”について解説します。
この非特異性腰痛を予防するためには
まずタイプを把握することが大切です。
この非特異的腰痛は大きく分けると
下記の4つのタイプに分けることができます。
1.筋肉が原因によって腰痛が生じるタイプ
2.前屈時に腰痛が生じるタイプ
3.腰を反らした時に腰痛が生じるタイプ
4.お尻付近が痛む腰痛タイプ
![](https://assets.st-note.com/img/1662173107985-dXgslMoKHP.png?width=1200)
1.筋肉が原因によって腰痛が生じるタイプ
1つ目は筋肉が原因によって腰痛が生じるタイプで、
非特異的腰痛の10%程度を占めています。
このタイプの腰痛は「筋性腰痛」と呼ばれており、
筋肉の使い過ぎや疲労などが原因で生じる腰痛となっています。
筋性腰痛は肉体労働が多い人や
同じ姿勢でパソコンなどを行う
デスクワークの人に多くみられます。
![](https://assets.st-note.com/img/1662173106157-4fU4hjtDVI.png?width=1200)
特徴としては痛い場所をピンポイントで探すことが
できるのが特徴となっており、
そのピンポイントの筋肉をほぐすだけで
腰痛を軽減させることができます。
2.前屈時に腰痛が生じるタイプ
2つ目は前屈時に腰痛が生じるタイプで
「椎間板性腰痛」と呼ばれており、
非特異的腰痛の40%程度となっています。
このタイプの腰痛は、背骨の椎骨と椎骨の間に
存在する「椎間板」に問題があります。
そのため、前かがみになった場合、
椎間板が圧迫されて腰痛が生じてしまいます。
椎間板性腰痛は背筋が弱い人に生じやすいのが
特徴となっており、日常生活において
猫背の人や長時間前かがみになる
デスクワークの人に多くみられます。
また椎間板性腰痛は揉んだりして筋肉をほぐしても
腰痛が軽減しないことが特徴となっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1662173104457-3ch4pDl5Q9.png)
3.腰を反らした時に腰痛が生じるタイプ
3つ目は腰を反らして時に生じるタイプで
「椎間関節性腰痛」と呼ばれており、
「椎間板性腰痛」と同じように非特異的腰痛の
40%程度となっています。
このタイプの腰痛は背骨の後ろ側にある椎間関節が
ぶつかることで腰痛を生じてしまいます。
椎間関節性腰痛は洗濯物を干す、
電車でつり革を持つなど
腰を反る時などに生じることが特徴です。
![](https://assets.st-note.com/img/1662173106317-4B9mZkcj4n.png)
このタイプの腰痛は主に腹筋が弱いため、
日常的な生活において反り腰の姿勢に
なってしまっている人に生じやすくなっており、
女性に多くみられる傾向があります。
4.お尻付近が痛む腰痛タイプ
4つ目はお尻付近が痛む腰痛タイプで
「仙腸関節性腰痛」と呼ばれており、
「筋性腰痛」と同じように非特異的腰痛の
10%程度となっています。
このタイプの腰痛は厳密に表すと腰ではなく、
お尻近くにある仙骨のつけ根である
仙腸関節の歪みや炎症が原因で生じてしまいます。
仙腸関節性腰痛のほとんどは
産後の女性に多くなっています。
その理由としては、妊娠中に分泌される
ホルモンの影響により緩んだ仙腸関節の靭帯が、
出産した後も元の状態に戻らないことは原因で
生じることが多くみられます。
![](https://assets.st-note.com/img/1662173107307-Pwptc2GeIf.png?width=1200)
では、この非特異性腰痛を
予防していくにはどうしたらよいか。
この点に関してはまた次回に
紹介しますね。
次回もお楽しみに!
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