意識の進化

意識はどのようにして生まれるのか。その3

今朝のQuoraの質問。あなたはなりたかった大人になれましたか?

私の回答は、

74歳です。だいたい、こんなものではないかと思います。
人が生きるとは、どういうことか、それを知るのが、私の夢でした。だいたい叶ったと思います。

若い頃に抱いた将来の夢は二つです。
一つは、人として生きるというのはどういうことか知りた。
一つは、社会を変えて、お金のいらない社会にする。

一つは、ほぼ叶えられたと思います。
もう一つは、たぶん、22世紀には実現すると思います。

人として生きることはどういうことか、
それが分かるには、人の意識がどのように生まれるのか、を知る必要がある。

地球上の生きものは、
それぞれ、固有の環境で生育する。
例えば、ツバメなら、5感以外に磁気を感じる6感をもつ。
知覚する世界が人と違う。

例えば、人の顔面に寄生する顔ダニ。
数はひとりにつき百万匹とも言われている。
顔の皮脂を食べるだけの悪さをしないダニで、
毛穴に住んでいる。

この顔ダニも、固有の世界に生きている。

生きものは、環境に適応する。
人も環境に適応したから生き延びた。

人が感じる世界は、
人に固有のもの。

実際の世界をどれほど正確に反映しているか、
人には不明。
しかし、真の世界は分からなくても、
生活できれば、人はそれで満足。

生命をまっとうできるなら、それで完璧。

生きものは環境に合わせて進化するが、
高等になる訳ではない。

ホヤのように成長するにつれて、
目も脳も神経も筋肉も全て捨てて固着生活するものもいる。

ウイルスなどは、人にも寄生し、
人の遺伝子の半分はウイルス由来だという。

AIやロボットが発達しても、
人が賢くなれるわけではない。

人の認識系は数万年進化していない。
勿論、肉体も進化していない、むしろ退化しているかもしれないが。

人が生きる環境は、
社会をつくったことで、地球規模まで大きくなった。
人類社会は、一体化に向かっている。

22世紀には国も国境もなくなると予想される。

しかし、人は賢くはなれない。
愚かなものが多数集まり、
民主主義の仕組みが発達して、
少しマシになれればいいのだが。


つづく


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