この世の真実
この世に確かなものがあると信じる人は多い。
たぶん、釈迦もキリストも確信していたのだろう。
私の人生経験から言えること、
この世に確かなものはない。
今朝も33分の瞑想で、
そのことを感じる。
この世に真実も正義も法則もない。
ないけど、
実感できる充実感はある。
楽しいこと、美味しいもの、喜び。
人として生きることは冒険のような緊張と充実。
ヒマラヤ登山で、クレバスに落ちて、
狭い空間に挟まれて身動きできない女性、
仲間が助けようとするが、人力では不可能。
見捨てるしかない。
「私はここで死ぬから」と最後の叫び。
這い上がれない闇の中で、
何を思うだろう。
この世に生きることの充実感だろうか。
冒険のただ中で死ぬのだから。
この世に真実や確かなものがなくても、
生きることは尊い。
尊さは万民平等。
特別に尊い人はいない。