天使への見舞い

我が家には天使が二人いる。
娘と妻。
天使二人と同居している人は非常に稀だろう。

昨日、妻の付き添いで病院へ。
妻の病気も少しづつ進行している。
今週からモルヒネ系の薬が加わる。

病院にはいつ行っても、同じ気分。
気楽になれない。
何しろ人が多い。

全く異なる人生を生きる様々な人々。
マスクで隠しているので顔が認知できない。
せめて、声が聞けたら、ある程度分かるのだが。
近所の人なら、だいたい分かる。
どんな感じで生活しているか。
相手が私をどのように見ているか。

ある友人は、中学時代から64年以上の付き合い。
高校時代は同じ塾に行った。
今思うと、親の顔を立てるために通っただけ。
お金のムダだったが。

塾の先生は英語の高校教師。
やる気のない生徒にどう接したらいいのか、
今思うと、悪い事をしたな。
もっと、真面目に対するべきだったか。

後年、我が塾で同様な体験を、
ただし、私が教える方の立場。

やる気のない生徒は止めさすべか。

友人は私と違い、普通に勉強していた。
両親はいなく、祖父母に育てられていた。
私とは全く異なる生育環境。

互いに結婚して近所暮らし。
浅い付き合いだが、64年。
何を考えているのか、だいたい分かる。
互いの違いが大きいが。

相手が自分(私)のことをどう見ているか、
それが大体分かる。

高校時代の塾の先生。
今なら、私をどう見ていたのか、
推測できる。

その当時に、それを知っていれば、
私はすぐに塾をやめたのだが。

64年の付き合いの友人。
昨日、3年以上、久しぶりに我が家に来た。
天使(娘)の見舞いをかねて。
山形のサクランボを土産に。

次に来るのは、
いつになるだろうか。
近所(1キロ半)だけど、たぶん、
こちらからは尋ねていかないだろうと、思う。

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