脳と皮膚
人の意識はどのように生まれるのか、を考えている。
人が生きるとは、どういうことか、
それを知るには、意識を知るのが不可欠。
意識はこころや精神が生じるおおもと。
人の皮膚のバリアーは優れものだ。
例えば、免疫系で重要な働きをするT細胞。
全身循環型のT細胞よりも、皮膚に定着しているT細胞の方が、格段に能力が高いことが分かっている。
表皮の防御能力は人体にとって重要。
しかし、表皮の防御機構にも弱点があるという。
ストレス。
精神的なストレスがあると、感染症にも弱くなる。
皮膚炎も起こりやすい。
こころと皮膚は密接につながっている。
脳の情報処理能力は、天文学的に巨大。
神経細胞だけで1000億以上。
各細胞が枝を出して、10000個のシナプスを持つ。
さらに、各シナプスはデジタルではなくアナログ。
一瞬の休みもなく、新しい情報を取り入れて変化している。
皮膚も同様に情報処理能力がある。
刺激を感受するだけでなく、処理して全身に指令している。
脳の皮質は6層と言われてる。
表皮も同じ位に層をなしている。
表皮には感覚細胞が膨大にある。
圧や熱を感じる触覚も多いが。
視覚細胞もある、聴覚細胞もある。
磁気を感じる細胞まであるという。
原始生物は中枢がなく、感覚細胞だけ。
そこで、発信などの情報処理をしていた。
指令にはホルモンやサイトカイン(免疫系)が使われる。
これも脳と同じ。
皮膚は脳に似た働きをしている。
つづく