未来はどうなる、
22世紀の医療について
22世紀、全ての人は、
超小型の電子機器に、
身分証明や、健康管理に必要な全データを
一括して保持している。
暮らしている地域の主な街角には、
そこに数秒立つだけで、健康情報が収集される、
ボックスのようなものがあり、
毎日、各人はそこを通るとき数秒立ち止まる。
各人の健康状態がセンターで管理され、
病気になる前の段階で、
予防や保健の指導がなされる。
それにより、疾病は著しく減少。
心の病に対する医者やカウンセラー、
進歩した様々な医療機器を巧みに使う技術者、
また、研究職の医師は必要だが。
今のような多数の医師は要らなくなる。
手術もロボットが行うのが大部分で、
人が手術するのは特別な場合。
診断も基本的にAIが行う。
これにより、
医療支出は著しく減る。
医療は基本的に無料となる。
子どもの生育・教育は社会の責務。
成人になれば、ベーシックインカムとして、
最低限の衣食住は保障される。
より良い生活を望むものは収入の高い仕事に
付かなくてはならないが。
貧民に最低限の食が提供されるのは、
ローマ帝国時代と同じ。だから、
あまり進歩とは言えないが、
21世紀には数億以上の飢餓状態の人々がいたから、
進歩と言えるだろう。
続く