人の寿命

未来はどうなるのか、

貨幣は電子通貨だけとなり、

紙幣などの現金はなくなる。

これは、かなり近い将来。

スマホのような持ち運び便利な電子機器を使い

全ての取引がなされる。


医療や教育は無料。

お金の使い道は、

快適な住居、宇宙旅行、

お金のかかる趣味など。


人の楽しみは、

恋愛、音楽、学芸、冒険、創作など。

一生の間、

その人しかできない、

好きなことをして、

死を迎える。


寿命が百年というのは、

人にとって、

一番いい長さではないか。

人の成長発達には限りがないが、

人はもともと、

誤り多く、愚かなものだから、

どこかで、おしまいにしないと、

同じ愚行を繰り返すことになる。


つまり、

賢い人、あるいは誠実な人は、

どこかで自分の限界を知る。

それが寿命ではないだろうか。

体力の限界ではなく、

人であることの限界。


例えば、

一生の間、

一人の人を誠実に愛し続けても、

二人のこころはいつの間にか、

離れ離れになるのが人というもの。

多くの人は真実を見ようとはしないが。


人は自分の五感を通じてしか

外界を感知できないという限界。

さらに言葉という曖昧な道具しか、

コミュニケーションに手段を持っていない。

テレパシーが使えるようになれば、

少しは理解が深まるかもしれないが、

望みは薄い。


こころも意識も認識も、

人の能力の全ては、

あいまいで漠然としたものに

過ぎない。

限界がある。

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