意識について その1
意識について
意識は何故生まれたのか。
考えられる一つは、コミュニケーションのため。
生きものは、外界からの刺激に反応する。
刺激は、ほぼ無数。
その中で、生存のために適切な反応をしなくてはいけない。
選ぶべき可能な行動は一つ。
その選択を円滑に行うには、
無数の刺激を統一的にまとめないといけない。
神経系を一つにして指令を出す中枢の働きが不可欠。
統一的にまとめる機能が、意識になったのだろう。
例えば、視力がつくる視界ならば、
視界をまとめて、一つの外界を構成しなければいけない。
人の場合、注意という働きもある。
世界を一つのものとして見る。
これが意識なのだろう。
蟻にも、意識がある可能性がある。
完全に本能に従うロボットでないなら、
蟻にも個性がある。
さらに、自由意志があるかもしれない。
それなら、意識もあるかもしれない。
同じ種でのコミュニケーションとなると、
その場面での最重要事だけを伝えるのがコミュニケーション。
社会生活を営む種には不可欠。
何が一番重要か、
それを決めるには、全体を把握する能力が要る。
それが意識なのだろう。
続く
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