薬物の合法化

1990年代のポルトガルは

人口の1%がヘロイン依存症。

使用者はもっと多い。


対応策は、厳罰と取り締まりだが、悪化するばかり。

政府は、専門家を交えて真剣な討議の末。

2001年に合法化に踏み切った。


2001年から、薬物使用者や依存者に対して、

公的な迫害はなくなり、

教育や治療や支援の対象となった。


その結果、どうなったのだろう。

依存者は半減した。


薬物関連の政策予算は、

約90%が治療と予防に使われるようになった。

逆に、アメリカなどの国は、約90%が警備や処罰の費用。


現在、薬物使用者は、人口の約3.5%。

合法化前と大きな変化はない。

ヨーロッパの他の国と比べて、かなり低いという。

しかし、依存症など問題が大きい使用者は半減している。


合法化されて、売人が減ったことが大きな要因らしい。

売人の儲けが少なくなったからだ。


麻薬などの薬物への対応は、

合法化するのが、一番効果的なようだ。



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