美しい
人の心はキレイで美しい、と言われている。
私はそう思わないが。
しかし、人の人体は確実に美しいようだ。
今読んでいる本「安部公房とわたし」山口果林著によれば、
果林さんが実母の手術に立ち会ったことが書いてある。
内臓ガン末期の手術で、
特別な配慮で、すぐそばでじっくり見た体験を書いている。
人体の美しさに圧倒されたようだ。
生まれ変わったら外科医になりたいと思ったという。
このように美しいものを毎日見れるなら、
いくら多忙でも充実できるだろうと。
私も一度見てみたいが、
機会がないだろう。
この世で一番美しいと、
私が思うのは、
夕焼け、夕映え。
これは、どこでも眺められる。
都会でも田舎でも、
海でも山でも。