まさに天使
妻が亡くなり、約1年が経とうとしている。
世間の常識、
「去る者は日々に疎し」は嘘であると実感する。
たぶん、私が死ぬまで、この思いは変わらない。
どちらかというと、
日が経つにつれて、妻の存在が大きくなっている。
妻は確かに、真に、天使であったという思い。
私が生きながらえたのも、天使のおかげが大きい。
結婚できたのも、天使のおかげ。
そして、今のように、幸せになれたのも、
天使のおかげ。
まさに、天使であったと、日々、実感する。
ヒトとして生きることは、
まぎれもなく、奇跡を起こすこと。
奇跡の連鎖である。
しかし、短い人生で、天使と出会える人は
とても稀かもしれない。
これ以上の幸運はないだろう。
たとえ、この世が、人の意識がつくるマボロシや幻想であっても、
この思い、実感は強い。