10年後の社会 その3
10年後と云うと、私の寿命があるかどうか。
さて、今と一番の変化は経済だろう。
GDPという指標は使われなくなっている。
経済はモノとサービスの流れ。
民間とおおやけに別れるが、
公的な範囲が広がっている。
医療も教育も福祉も、今よりも公的な管理が強くなっている。
しかし、制度や各種基準はより緩やかになっているだろう。
現場の自由な裁量を拡大させている。
そうしないと、不効率になるからだ。
各人の自由度の向上させるためだ。
そして、現場の自由度を支える仕組みが作られている。
現場の当事者たちの公募による審査会である。
エネルギーや食糧など経済の基礎的部分は、ほぼ公的になっている。
制度や法が守られているかどうかの監視は全て民間の審査会が行う。
そこでの審査は、すべて公開。
なぜなら、これが一番有効だから。
公務員が行うと情実が続くし、自浄作用に乏しい。
既得権や特権的性質のものは、全て廃止されるだろう。
これにより、公務員の仕事は半減する。
おおやけの仕事を減らさないと、未来がない。
予算配分はおおやけが中心であるが、
おおやけを担うのは民間に託される。
つづく
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