脳はすばらしい
人の脳が外界を認識する順応力はすごい。
例えば、見ている光景が逆さになるメガネをかけたとして。
たぶん、早い人では数時間で順応する。
景色が逆さに見えても、
正常に見えるように、脳が補正してしまう。
だから日常生活に支障はまったくない。
慣れたところで、また
メガネを外すと、大変。
また、外界が逆さになる。
しかし、これもすぐに慣れる。
普通に見えるようになる。
脳は外界から入る全ての刺激を
生活に都合のいいように処理する。
極端な例を出せば。
たとえ、火の中に入れられようと、
そこを冷たい水だと思い込むことも可能。
ただし、キビシイ心身の鍛錬が必要。
私は常時ふらふらしている。
しゃがんだり、座っていると、いくらかいい。
だが、立ったり、歩くと、外界がゆれる。
ふらりふらりとゆれる。
しかし、揺れても、生活はできる。
船の上に乗っているようだが、
これも脳の順応力か。
こころとか精神とかいうのも、
脳の思い込みの一つ。
成長というのも、同じだろう。