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明治神宮外苑大学クリテリウム

RCSの最終戦。東京の明治神宮で行われる日本で最も有名なクリテリウムと言われるレース。3年前、小さな頃からお世話になっていて憧れの存在でもあるタツヨシ君が優勝したこともあり、偉大な背中を追い、密かに狙っていたレースでもある。(ちなみに日本のクリテリウム初めて)

Race Information

カテゴリ : クラス2
距離 : 1周 1.5km × 8laps = 12km
コース : 折り返しコーナーが2つと、直角コーナー1つ、道幅が狭いところや、鉄板やガタがあるテクニカルなコース。

Goals and Strategies

目標 : 優勝
戦略 : 後半戦に持ち込み逃げに乗る。コーナーは集団前で入り、立ち上がりでのスプリントはせず、力を使わない。積極的な位置取りとレース展開をする。

Report

結果 : 14位

アップは長めに行った。ずっと普段の練習から思っていたことであるが僕はスロースターターだ。気温が低いということもあり、レーススタート1時間前からの45分間はローラーでのアップに費やした。

いざレーススタート。
僕は学連登記1年目ということもあり、ほぼ最後列でのスタート。コースレイアウト的に折り返しコーナーが2つあるため集団前方を位置取る必要がある。最初の1周はポジションを前に上げるために使った。僕と同じ考えの選手が絶対いると予想していたので、脚は使わず集団前方に力を使って上がって行く選手を見つけ後ろに張り付きながら集団の前に上がる。1周目の最初の折り返しコーナーの直前では8位くらいのポジションを位置取ることができた。あとはポジションをひたすら守るだけ。

いくらレース前半は力を使わないと言いつつも、強力なメンバーがアタックした時や、勝ち逃げ決まりそうな時は動く必要がある。2周回目に日大の北嶋さん、早稲田の児玉さん、日体の落合さん、明国と作新の5名が集団から抜け出し5秒ほどギャップが開く。僕は集団8番手くらいに位置していたこともあり逃げには乗れず、逃げメンバーが協力なこともありブリッジを考える。しかし、朝日や鹿屋、同志社や立命館などの逃げに乗っていない大学が集団前方を固めていて追走体制に入っていたので、追いつく予想で一旦ステイ。追い付かなかった時のことも考え、自分的にはギャップが10秒ほど開いた時がブリッジのタイミング(自分の射程圏内)だと思っていて行く準備はしていた。

案の定、逃げ集団に追いつきレースは振り出しへ。そこから散発的なアタックはあったものの特に勝ち逃げが決まりそうなものはなく、大体のものには日体大がチェックしてくれてるので自分は集団の前方で待機。

ポジションを落としてしまった時も焦らずに、ベルギー遠征で培ったコーナー前に加速とイン付きでポジションを戻しながら消化していく。

レース後半になると日体大が集団前方を固め始める。毎コーナー明けで日体がもがいているので集団は毎コーナーのたびに縦のび。この動きがある時に集団後方にいても、ただキツイだけで何のメリットもないので日体大の後ろをひたすらキープ。集団全体を見ると、ちぎれて行く選手やキツそうな表情の選手が多く見られるので、集団の人数を減らしたいのとリスク回避のため日体大の動きに少しだけ参加しながら集団先頭で走る。

残り3周、脚的にも心肺的にもまだまだ余裕があったのでそろそろ動くことを考える。後半は日体大が集団前方を固めていると言うこともあり日体大トレインの最後尾を見ると、前半戦にどのアタックチェックにも集団牽引にも参加していない選手が1人。ここでようやく日体大のエース存在に気づく。その選手にスプリントで真っ向勝負を挑んでも勝ち目がないと判断し、動くことに。

残り2周のホームストレートで集団先頭に出てコーナー明けでアタック。ついてきたのは1人で、逃げは僕合わせて2人。正直あと2人か3人は欲しかったが残り3kmなのでワンチャンに賭けて踏む。

ついてきたのは日体大の選手でチェックの動きだと最初は思い、無駄足をつかいそうなので集団に戻ることを考えたが、その選手とコミュニケーションを取ると「逃げるぞ。行こう!」だったので意思疎通もでき逃げることに。日体大の選手が前に出た時もペースを落とす様子はなく、むしろ踏んでくれるので信じて一緒に踏み込む。集団と10秒くらい離れたし、集団をチラ見すると一緒に逃げているチームメイトの日体大選手たちが前を固めて抑えてくれてるので逃げ切りも濃厚。

しかし、まさかの日体大トレインの猛追に遭う。約1周逃げたところで集団に捕まり、残り1周でポジションを下げまくる。

もう訳がわからん。自分の逃げが吸収された直後で物凄くキツイが、集団後方にさげてしまったポジションを必死に上げ直すが上げきれず、最終コーナーを16位ほどでクリアし、スプリントではダンシングすらできず14位。不甲斐ない結果である…

巧みな連携とチーム力、そして一人一人が強かった日体大の圧巻の優勝。日体大の選手のみなさんおめでとうございます!
そして一緒に逃げてくれた選手もありがとう。

AND...

パワーも展開も上手く噛み合わず優勝も、学校対抗で優勝したタツヨシ君の姿も果てしなく遠かった。優勝した選手のゴールパフォーマンスを真後ろで見る景色の悔しさもこれまで以上に実感した。レースが終わって今考えると、逃げている時にもっと踏めたし追い込みが足りなかったと思う。そして、最終コーナーの前にもっとポジションをあげれたと思う。キツくなってからの追い込みが足りず自分自身に甘えたところが出てしまった。

今回のレースではたくさんの経験と、これからまだまだ改善の余地があることを学ぶことができた。2024-2025RCSは終わったものの、3月後半からまたレース期間が始まる。もうすぐ始まる怒涛の遠征で調子を上げながら、4月からの大学2年目の競技生活も豊かなものにしていきたいと思う。
今回もたくさんの応援や写真撮影ありがとうございました!!
チームメイトのサポート、OBの方々の支援もものすごく励みになりました。

次こそ優勝。次こそ学校対抗。

使用機材

フレーム : TRIGON AR01 Team CYTO edition

ホイール : DT SWISS ERC 1100 / 180

ステム/ハンドル : BLKTEC

タイヤ : MAXXIS HIGH ROAD 28c
空気圧 : 3.6 - 3.8

ヘルメット : KPLUS NOVA CYTO 2025

サングラス : VIGHT

ソックス/グローブ : HEROIC ONE

補給食 : Betery



次の記事でお会いしましょう!
ではまた👋

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