ウタウイヌ

介護は突然やってくる。 起こるべくして起きた介護離職をした女の当時から現在までを綴るnoteです。 介護をしていた母は令和6年6月に永眠しましや。

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介護は突然やってくる。 起こるべくして起きた介護離職をした女の当時から現在までを綴るnoteです。 介護をしていた母は令和6年6月に永眠しましや。

最近の記事

#10介護休業給付金

 介護休業制度の最大のメリットは雇用保険から介護休業給付金が給付されることである。  〜介護休業給付金とは〜   家族の介護のために仕事を休んで介護に従事する場合に認められ、休業中は給与の67%を受給することができる。 【メリット】 非課税である。 欠勤にはならないので有給休暇付与に必要な出勤率8割には含まれる。 賞与の減額対象にはならない。 期間雇用者でも雇用保険に加入していて、要件に当てはまれば取得可能。 就業規則にもよるが、以上のメリットがある。 逆に育

    • #9|介護休業取得

       介護休業は対象家族1人に対して、最大で93日を3回まで分割して取得できるので、なかなか93日を一度に取得する人は少ない。  一般的には 1回目・・・介護状態になり在宅介護の体制を整える        2回目・・・在宅介護では負担が増して来たため、施設入所        3回目・・・看取り期  など介護の段階に応じて取得することが多い。  私は、 ことを理由に93日を一度に取得することにした。  介護休業の間、私は月別にtodoリストを作成し、母の身辺整理を含め、や

      • #8|肺がん再発

        肺がん再発?  抗がん剤をやめてから、二ヶ月に一回定期通院をしていた。  いつものように血液検査をしていると、腫瘍マーカーの数値が上がってきていると。少し肺にも気になる影があるとのこと。  医師には、手術をした時に肺水の中にがん細胞があると言われていたので、再発・転移は覚悟していた。  母は、もうこの時には積極的な治療はしないと決めていた。  なので新しくできた肺の腫瘍に関しても、手術はしないと。ただ、その腫瘍が悪性のものなのかは手術した病院に一週間ほど入院し生検をして、

        • #7|特別養護老人ホーム入所

           この時には車椅子で要介護5になっており、退院後、以前のケアハウスには戻るのが難しいとのこと。ケアハウスと同じ建物内の特別養護老人ホーム(以下特養)の空きを待ちながら、ショートステイに入所することになった。  特養は全国的に混んでいてなかなか入れないと聞いていたので、待つのを覚悟していたが、案外早く1ヶ月くらいで空いたのでびっくりした。  特養入所の評価基準が満点だった。 特養とケアハウスの違い  私が感じた違いは 1.病院に連れて行ってくれる(付き添いあり)  

          #6|第一弾【介護編】あったら便利なもの 6選

           私がこれまで介護生活において特に助けられたものをご紹介します! ①スマートウォッチ  仕事中など電話に気づかない時や出られない時が多いのですが、スマートウォッチがあれば、病院や施設からの連絡にすぐ対応できます。  最初は安い(1万円以内)スマートウォッチを使用していましたが、どちらも半年経たずに壊れてしまいましたので、次はある程度の値段のガーミンを購入しました。  ベルトは季節に応じて変えています。 ②iPad mini6  私は遠距離介護だったので移動時間、また病院の

          #6|第一弾【介護編】あったら便利なもの 6選

          #5|骨折から肺がん発覚、さらに直腸がん発覚

          大腿骨頸部骨折 例のおじさんと格闘しながらも、ケアハウス生活に慣れてきた頃、母がベッドから転落し大腿骨頸部を骨折した。  近くの総合病院に運ばれ、手術をすることになったが、その術前検査で肺に影があることが判明。通常ならば骨折後はリハビリ病院に転院するところだが、母の場合は肺がんの検査のために、県でもトップクラスの肺がんの実績のある病院に転院することになった。 肺がんからの直腸がん 肺がんの精密検査をしているうちに、直腸にも怪しい影があるとのこと。  最悪の場合は、人工肛門に

          #5|骨折から肺がん発覚、さらに直腸がん発覚

          #4|ケアハウス入所 … ここでも

          施設探し まず介護施設に入所するために、介護認定調査をする必要があった。  要介護度によって、入所できる施設が違うからである。  この時、母の要介護度は1であった。要介護1で入所できるのは以下のような施設になる。 介護老人保健施設 介護医療院 グループホーム 介護型ケアハウス 介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅  この中で、まず田舎の市ではそもそもある施設自体が少ない。  市役所に相談に行き、施設のリストをもらい、全ての施設に片っ端

          #4|ケアハウス入所 … ここでも

          #3|医療保護入院

           そうこうしているうちに精神病院受診の日がやってきた。叔母は同居するのが無理なら、しばらく入院した方がよいとの考えで、私も仕事をしながら、母を日中1人にはできないと感じたので、入院に賛成であった。  ただ、母に言うと病院受診さえ拒否される可能性が高いので、母には言わないでおこうとなった。まず、病院に着くと認知症テストが行われ、母は30点満点に近い数字で認知症ではないと診断された。医師に「なんで今日この病院に来たのか。」を聞かれ、市役所で紹介してもらったこと、現在の状況、入院し

          #3|医療保護入院

          #2|始まりは妄想性障害

          家に知らないおじさんが住んでいる ある日突然遠方に住む叔母から電話があり、  母が「自宅の2階の屋根裏におじさんがいると言って、夜中に110番したらしいので、一度見に行ってほしい。」とのことだった。  私は仕事だと思い、叔母に電話したとのこと。  詳しいことが全く分からなかったため、すぐに所轄の警察署に電話して確認したところ、 「確かに夜中の2時ごろ警察官数人で伺いましたが、誰もいませんでした。」 と言われ、高齢ということもあり認知症が頭に浮かんだ。  とりあえずその

          #2|始まりは妄想性障害

          #1|◼️自己紹介◼️ 〜背景〜 

           介護離職をした女が、介護の悩みや出来事、色々な制度などを経験を元に共有していこうと思います。 介護離職とは・・・介護が始まる前に勤めていた職場を、家族の介護を理由に退職し、介護に専念すること。 ▶︎家族構成 (当時の年齢です) ▶︎当時の職業 非正規職員で人事労務管理の仕事に約14年ついていました。 社会保険労務士の資格を取るために、予備校に通っていました。 ▶︎取得済資格 年金アドバイザー 3級 両立支援コーディネーター ▶︎勉強中資格 FP2級 社労士

          #1|◼️自己紹介◼️ 〜背景〜