見出し画像

我が人生の“推し”遍歴を振り返りたい(超ロング文章)

とにかく移り気な人生を歩んできた。

典型的な「熱しやすく冷めやすい」タイプの私は、色々な有名人やキャラクターを好きになり、数えきれないほどの”推し変”をしてきた。

そこで、我が人生においてどれだけの対象を好きになってきたのか、振り返ってみたい。
今までの投稿に輪をかけて誰も得しない内容だけど気にしません。
あとAmazonのリンク貼りまくってるけどガチでアフィではない。それではスタート!
※ちなみにめちゃくちゃ長い。


1.物心ついたころ:中山秀征

マジかよと思われそうだが、私の初恋はヒデちゃんこと中山秀征だ。

『クイズ!年の差なんて』でヤングチームとして活躍するヒデちゃんを見て、当時保育園児の私は「この人、王子様みたい…」と何故かウットリし、一目惚れした記憶がある。
その日は確かヒデちゃんの夢を見て寝た。(内容は忘れた)
このドキドキは誰にも知られちゃいけない気がして、親にも保育園の子たちにも誰にも言わずひっそりとヒデちゃんを想っていた。淡い初恋、片想い…

ちなみに今はヒデちゃんに対して特に何の感情も抱いていない。
インスタをやっていることも今日知った。
でもシューイチはたまに観る。

2.小学生の頃:群ようこ

母が作家の群ようこのファンで、自宅の本棚は群ようこの書籍がたくさん並んでいた。

今でいう”陰キャ”そのものだった私は友達も少なく、自宅で群ようこのエッセイをこっそり読むのが好きだった。
どう考えても小学生向けではないと思うが、軽妙な文章と独特の視点が新鮮で面白くて大いにハマった。
「半径500mの日常」なんて、表紙を見るだけで懐かしくてなんだか泣きそうになる。

この「肉体百科」の表紙はエロ本を見ているみたいでドキドキしたのも覚えている。
(内容は身体の各部位にまつわるエッセイ。勿論エロ本ではない)

3.中学生の頃その1:ネプチューンの原田泰造

これはもう完全に今でいう”推し”だった。
当時のネプチューンは『笑う犬』をはじめ多くのレギュラー番組を持つ人気者。
なかでも原田泰造は面白さとダンディーさを兼ね備えており、「こんなに格好いい人がこの世にいるのか!」と当時の私はもうメロメロだった。

泰造が出るテレビ番組は全て把握してビデオテープに録画したし、毎週金曜の22時からは「ネプチューンのオールナイトニッポンSUPER!」を欠かさず聴いた。
当時はお笑い芸人が歌手活動をする文化が盛んで、ネプチューンも何枚かCDを出していた。お小遣いから何とか費用を捻出し、それも全部買った。
アルバムの予約特典のポスターを部屋に貼り、毎日泰造の顔を眺めながら眠りについた。

ヒデちゃんの時の内に秘めたる想いとは逆に、泰造への想いは思いっきり周囲に放出していた。
友達、クラスメイト、挙句の果てには担任にもファンであることを存分にアピールし、雑誌に載っていた泰造の写真の切り抜きを挟んだ硬質ファイルを下敷きとして使用していた。

今思えば「私の泰造だから、皆は手を出さないで!」という思惑があったのかもしれない。これが同担拒否…ってコト!?

4.中学生の頃その2:KICK THE CAN CREW

泰造への気持ちが冷めてしまった頃、猛烈にハマったのがKICK THE CAN CREWだった。

当時のKICK THE CAN CREWは紅白出場を果たすほどの人気があり、私もハマりにハマった。
CDが出るたびに購入し、私のお小遣いはほぼ消えた。
それでも、寝る前にイヤホンでキックの曲を聴いてそのまま寝落ちする時間が何よりも幸せだった。

そしてこれまた周囲に「キック大好きなの〜」と散々アピールし、事あるごとに彼らの曲の歌詞を引用して物事を語り、MCバトルに憧れて卒業文集に「将来の夢:有名MC」と書いた。 
カラオケでもめっちゃ歌った。滑舌の悪い私とラップの相性は最悪だが、そんなことはお構いなしにいつも歌っていた。聴かされる方からしたら完全に雑音だったと思う。本当にすまないと思っている。

それにしても中学時代、めちゃくちゃ痛い。痛いオタクそのものだ。
完全に黒歴史なので、当時の私を知る者にはもう全く会っていない。

5.大学時代その1:品川庄司の庄司智春

特に推しのいない高校生活を経て、大学進学を機に地元静岡から上京した。
バイトも始め、立地的にも経済的にも格段に”推し活”がしやすくなった。
そして、ここから私の怒涛の推し変がはじまる。

品川庄司の庄司智春は今でこそ「ミキティー!」で勝負するイロモノ系だが、当時の彼はイケメン芸人枠だった。
少しあどけなさが残る童顔に、鍛え上げられたソフトマッチョ…庄司は私の好みのタイプそのものだった。
しかしこのままだと所謂”顔ファン”になってしまう。彼らのネタも見なくては!と思って単独ライブのDVDを購入した。
ただ、ネタは特に好みではなかった…

というわけで完全なる顔ファンとして庄司を推していたのだが、ミキティとの熱愛がフライデーされたことにショックを受けファンを辞めた。
その日私は、初めて”推しの熱愛”を経験したのである。

6.大学時代その2:ASIAN KUNG-FU GENERATION

高校時代からASIAN KUNG-FU GENERATIONは好きで良く聴いていたが、推しかと言われると特にそうでもなかった。ただ単に曲が好き、というだけだった。

しかし上京したことを機に彼らのライブに行くようになってからはどっぷりとハマった。
バンドTシャツを普段着にして、DVDも購入しライブ映像を何度も観返した。
公式サイトで更新される、ボーカル後藤正文の日記を読むのも楽しみだった。
アジカンに関しては未だにたまに聴く。

一番好きなアルバム。何度繰り返し聴いたかわからない。

7.大学時代その3:平成ノブシコブシの徳井健太

ノブコブといえば吉村、という印象が強いだろうが、私はその相方の徳井健太にハマり狂った。

彼のブログを読んで、この人なんか変わってる!と感じたのがきっかけだったと思う。
トークライブでも感じたが、思考が常人とはかけ離れていて面白かった。
顔もシュッとしていて、とっくん(私はこう呼んでいた)は最高だった。
とっくんを観るために、私は平成ノブシコブシの単独ライブやトークライブ、神保町花月の舞台などに通い詰めた。

ちなみに一度、トークライブの帰りに奇跡的にエレベーターで2人きりになったことがある。

…とっくんではなく吉村と。めちゃくちゃビックリした。
震える声で吉村に握手をお願いしたところ快く応じてくれて、降りるときには(開)ボタンを押して「お先にどうぞ」と言ってくれた。
吉村の振る舞いがあまりにも完璧で格好良くて、その後数日間だけとっくん推しから吉村推しになった記憶がある。
彼は破天荒なんかじゃない、紳士だ。

8.大学時代その4:オードリーの若林正恭

2008年、私が大学3年生だった頃。
『爆笑!レッドカーペット』などで徐々に露出が増えていたオードリーは、その年のM-1グランプリで敗者復活→準優勝を果たしブレイクした。
そして私は、若林正恭を推しはじめた。
彼のツッコミは小気味良く見ていて安心感があったし、小動物みたいなルックスも相まって「たまんねぇ〜」と萌えてしまった。私は基本的に童顔の男性が好みなのだ…

よし!オードリーのライブ行くぞ!と思ったが、爆発的人気だったオードリーのライブチケットを取るのは困難だった。

仕方ないのでオードリーが出演する番組(確か「サプライズ!」とかいうタイトルだった)の観覧募集に応募して、見事その権利を得た私はドキドキしながら汐留の日テレに向かった。

そして生で見る、念願の若林!!

…残念ながらよく見えなかった。乱視が進み、コンタクトの度数が合っていなかったのである。
致命的なミスだがそこに若林がいることは感じられて、感動のあまり泣きそうになった。

番組の内容はあまり記憶にない。共演者の磯野貴理子がなぜかオードリーよりも身体を張って頑張っていたことだけは覚えている。

9.社会人その1:AKB48→NGT48の北原里英

ここで女性アイドルの登場である。
深夜に放送されていた「マジすか学園」というAKB48出演のヤンキードラマをたまたま観て、なんだか可愛いな…気になるな…と感じる女の子がいた。

主人公である前田敦子のクラスメイトのウナギという役名の子だ。表情豊かでコミカルなウナギに私は釘付けになった。
すぐに検索し、ウナギは北原里英ちゃんが演じているということがわかった。

うーん、かわいい。

思えば”推し”という呼び方というか概念が普及したのはこの頃だった気がする。

晴れて里英ちゃん推しになった私は、握手会やコンサートに足を運び、待ち受け画像をゲットするため野菜一日これ一本(当時AKBとコラボしていた)を毎日飲んでいた。

里英ちゃんのことは結構長いこと応援していて、卒業発表されたときは「ついにこの日が来たか…」と思った。新潟で行われた卒業コンサートに行けなかったのは心残りだ。
今でも里英ちゃんのインスタはフォローしている。

最近結婚発表されましたね。おめでとう。里英ちゃんはずっと綺麗です。

10.社会人その2〜現在:横浜DeNAベイスターズの荒波翔

そしていきなりのスポーツ選手である。
今から10年近く前、唐突にプロ野球に興味を持ちはじめた。
ベイスターズの親会社がTBSからDeNAに代わり、中畑清が監督に就任するということでニュースで多く取り上げられていたのがきっかけだったと思う。

よっしゃいっちょベイスターズの試合でも観たるか、と思い立ち、交流戦が行われていた西武ドームまで足を運んだ。
その試合で大活躍していたのが、センターを守っていた荒波翔だ。

外野に飛んできた打球をものすごい速さで追いかけてダイビングキャッチする姿を見て、もう一瞬でファンになった。

これがその動画だ。
身体能力やーばいでしょ。いやー、改めて見返したら何故か涙出てきた。

打席でも荒波は3安打3打点の存在感を見せ、試合はベイスターズの勝利。
興奮して、その日は荒波のネームタオルを購入して帰った。

それからは試合もたくさん観に行ったし、オフのイベントにも参加した。
私にとって荒波は、野球の楽しさを知るきっかけを与えてくれた人だ。

荒波はもう引退してしまったし、私は中日ドラゴンズファンに鞍替えした。
でも私は荒波をずっと推している。
現在は解説や独立リーグのコーチとして活躍している彼をこれからも応援していきたい。

↑トークイベントにて撮ってもらった2ショット。
この手のイベントにも何度も足を運んだ。

─そして現在。
上記の荒波に加え、私はさまざまな人やキャラを推しまくっている。

11.日向坂46の濱岸ひより

今をときめくアイドル、日向坂46の濱岸ひよりちゃん。(以下ひよたん)

前身であるひらがなけやき時代に放送開始された『ひらがな推し』を観てハマった。
バラエティ強者の多い日向坂46において、上手く立ち回れなかったり肝心なところでヘラヘラしてしまうことが多いひよたん。
その姿がなんだか可愛くて愛しくて、好きになった。

ルックスも良い。ちょっと里英ちゃんに近いものを感じる。私は、ぱっちりした大きな目でちょっと唇厚めのエキゾチックな雰囲気の女の子が好きなのだ。

まだ初々しいひよたん。かわいい。

現在のひよたん。最近の活躍はめざましく、ついに雑誌『with』の専属モデルになった。
ひよたんの専属モデルデビューはオタクとしても念願だったので本当に嬉しい。

12.『僕のヒーローアカデミア』の切島鋭児郎

ここで満を持しての2次元キャラの登場である。遅すぎる2次元オタクデビュー…

昨年の自粛期間、暇すぎて「僕のヒーローアカデミア」を何となく読んだらあっという間にどハマりし、中でも切島鋭児郎くんに見事にハートを射抜かれた。(表現が古い)

とにかくこの切島くん、性格が良い。
明るくて誰にでも優しくてムードメーカー的存在で、でも自分に自信が持ちきれないネガティブな一面も心に秘めつつ…という親しみが持てるキャラなのだ。
それでいて顔もめちゃくちゃかわいい!髪をおろすとまた印象が変わってかわいい!かわいい…かわいい…

切島くんの良さについて語ると論文並みになってしまいそうなのでいつかまた別記事にしたい。

切島くんのねんどろいど。かわいい…かわいい…

そして『僕のヒーローアカデミア』にハマったことを機に週刊少年ジャンプの定期購読を始めた。

13.『呪術廻戦』の脹相(※ややネタバレあり)

その定期購読きっかけに呪術廻戦も読むようになり、無事脹相推しとなった。

あのダウナーな見た目、和装にブーツという組み合わせ、謎の髪型、突飛な言動、バトルの強さ、そして圧倒的なお兄ちゃん力…もう好きになる要素しかない。
脹相はまだアニメにはほとんど登場していないためグッズが少ないのが悲しいところだが、フィギュア化した暁にはもちろん購入するつもりだ。

これは脹相が表紙に抜擢された呪術廻戦7巻。
しかし7巻はあまり出番がなく、「何でコイツが表紙?」となった読者も多いようだ。
脹相の真骨頂が発揮されるのは主人公である虎杖悠仁との死闘が載っている12巻、そして虎杖への兄弟愛、お兄ちゃんムーブが存分に堪能できる16〜17巻だ。
私はこの3冊を何度も読み返している。

14.中日ドラゴンズ

今まで個人へ愛を向けることが多かったが、この中日ドラゴンズに関してはいわゆる”箱推し”である。
森繁和監督時代にDeNAから鞍替えしたので、ファンとしてはまだペーペーだし落合政権の黄金時代をあまり知らない。

現在の中日ドラゴンズは絶望的に打線が貧弱である。まぁビックリするほど長打が出ない。その癖ゲッツーはよく出る。
あまりの貧打に何度「あぁもうファン辞めた!あたしゃファン辞めたよ!」と思ったかわからない。
ただ翌日には何故かまた試合中継を観ているのだ…

↑5位という結果に終わったものの、なんかカッコつけている中日ドラゴンズ公式。

箱推しとは言ったが、特に好きな選手はいる。

木下拓哉捕手だ。
私にはリード面を語れるほどの知識はないが、素人目にもわかるフレーミングのウマさ、抜群の盗塁阻止率、パンチ力のある打撃、どこをとっても誇れる捕手だと思う。
そして明るい性格で、チャーミングなヒーローインタビューも魅力だ。
今季の活躍により年俸も倍増。よかったね〜!

ちなみに彼も荒波と同じく、トヨタ自動車硬式野球部の出身である。どうもトヨタ出身者に惹かれる性質があるのかもしれない。

◇◇◇

以上、ここまででまさかの5000字超え。
K室圭さんばりの超ロング文章になってしまい、途中から「誰が読むんだよこれ…」と思いながら書いていた。
まぁいいんです私が楽しければ。このnoteは完全に自己満足の世界なので…

余談だが、私の友人は20年以上福山雅治を推していると言っていた。ずっと一筋。すごいことだと思う。
それに比べて私の飽きっぽさよ。自分でも改めて驚いた。

こんな人生だけど、やっぱり推しがいると生活にハリが出るし、日々が彩られる。
特に今なんて好きな人やキャラが沢山いるから、毎日結構楽しい。

移り気な私はこの先の人生においてきっとまた新たな推しに出会うんだろう。今からそれがちょっと楽しみだったりする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?