紫蘭の一日一本映画生活④【9/17〜9/22】
こんにちは!紫蘭です!
夏休み最終週に見た映画の感想を書き忘れていたので、随分遅くなりましたが投稿しようと思います!
今回もネタバレ満載なので、NGの方はご注意くださいませ!!
それではやっていきましょー!
9月17日 『ペンギン・ハイウェイ』
監督:石田裕康
脚本:上田誠
原作:森見登美彦「ペンギン・ハイウェイ」
公開年月日:2018年8月17日
・『夜は短し歩けよ乙女』に続いて、森見登美彦原作アニメです!
・歯科医院のお姉さんが“少年”って呼ぶのめちゃくちゃ良くないですか……? 普段は“少年”と呼ぶからこその名前呼びの破壊力がすごくて、尊かったです。
・小学生特有の男女のからかいや少しインパクトのあるいじめの描写、良かれと思ってやったことが裏目に出る、などなど、主人公を取り巻く環境の描写がとても良かったです。大人びてはいるものの適度な主人公の小学生感が歯科医院のお姉さんとの差を生んでいて、物語全体に上手く機能していると思いました。
9月18日 『猫の恩返し』
監督:森田宏幸
脚本:吉田玲子
原作:柊あおい「バロン 猫の男爵」
公開年月日:2002年7月20日
・実は初見だったジブリ作品。ジブリ好きを公言している僕ですが、なぜか本作は見たことがなかったんですよね……(なんでだろ……?)。金曜ロードショーを録画して見忘れていたのでこれを機に見ました!
・冒頭の猫を助けるシーン、すごい好きです。主人公の友人の部活がラクロス部という設定はこの為か〜! となったので上手いなと思いました。
・猫の恩返しというタイトルの通り、主人公は猫たちに(下心ありまくりの)手厚い恩返しを受けるところから始まる物語ですが、とにかくバロンがカッコいいですね~。主人公を寸でのところで助けたり、余裕のある感じが良きでした~。
・『耳をすませば』のスピンオフでもある本作は、グラフィックが似ていたり、地球屋によく似た建物が出て来たりとジブリファンにはたまらない仕掛けもあって、面白かったです!
9月20日 『ソラニン』
監督:三木孝浩
脚本:髙橋泉
原作:浅野いにお「ソラニン」
公開年月日:2010年4月3日
(公式サイトが見当たらなかったので、主題歌でもあり本作で重要な役割を担っているアジカンの曲を貼っておきます。)
・アジカンの曲が好きなので、見てみました。大学生を抜け出せていないモラトリアム的な空気感と、どうしたら前に進めるのかと、もがく姿が印象的でした。
・なんだかんだでちゃんとお互いのことが好きな種田と芽衣子が良いな~と思っていたのに、途中で先の展開が読めてしまって、あ~(悲しい~)みたいな気持ちで見てました。
・送ったデモ音源に唯一反応をくれたレコード会社の担当者がラストの芽衣子のライブに来ていて、複雑そうな、混乱しているような顔になっているのが良かったです。種田の書いたソラニンはお金にはならない曲だったけど、それでも価値のある曲だったと思ってたらいいなと個人的には思ってます。
9月21日 『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 4Kリマスター版』
監督:押井守
脚本:伊藤和典
原作:士郎正宗「攻殻機動隊」
公開年月日:1995年11月18日
・これを見に行くか行かないかが人生の岐路だと友人が力説してたので、急遽見に行くことにした作品。見に行った後一ヶ月くらいでTVアニメシリーズ全部履修したので、それくらいの魔力のある作品でした。オススメしてくれた友人よ、ありがとう。
・一体何が自分を自分たらしめているのか、というのがひとつのテーマだと思うのですが、清掃局のおじさんなど、記憶にまつわるエピソードが面白かったです。
・草薙さんが好きなのは当然のこととして、トグサさんもいいキャラだな〜と思いました! 草薙さんをはじめ、他の人もたしかに人間ではあるのですが、とりわけ人間くささというかそんなようなものが感じられるキャラのように感じました。公安9課の人たちはみんなそれぞれ度合いは違うものの電脳化してるようだったので、そこのグラデーションを意識した上でのキャラ設定なんじゃないかなと思いました。
・本作は直接テーマにつながるようなセリフが割とあるので、作品全体の持つ意図のようなものは拾いやすい、理解しやすいと思います。
9月22日 『フォレスト・ガンプ / 一期一会』
監督:Robert Lee Zemeckis
脚本:Eric Roth
公開年月日:1994年7月6日
(公式サイトが見当たらなかったのでリンクなしですー。)
・フォロワーさんに教えていただいた作品になります! 前に教えていただいた他の作品も面白かったので、センスいいなぁと思っております(笑)
・フォレストが一途に恋している、ジェニーは一向にフォレストの告白に応じていませんでしたが、最後の最後は彼の元に落ち着いたのでひと安心でした(まあ相当な紆余曲折があるんですけど)。例えば、あんなにたくさんの人がいる公的な場で感動の再会!的なことまでやってのけたのに、フォレストではない男に付いて行ってみたり、妊娠したことをフォレストに告げなかったりと紫蘭にはよく分からないところが多かったのですが、彼女なりに思うところがあったんだろうなと解釈してます。
・フォレストは他の人とどこか違うところがありますが、それでも周囲の人に愛されるのは、彼がどこまでも誠実な人だったからなのだと思います。ジェニーもそうですが、元上司のダンなどにも嫌われているようなそぶりを見せられても、態度を変えることなく、自分の思う相手のための行動ができるところがフォレストの魅力のように思いました。
これにて紫蘭の一日一本映画生活は一旦終わりとなります!
見る作品をオスメメしてくださった皆さん、本当にありがとうございました。またオススメありましたら、ぜひ教えてください! 飛んで喜びます(笑)
次は年末or春休みに第二回やれるかな〜どうかな〜といった感じです……!
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました!!
またどこかでお会いしましょう!
それでは!