2022年1~3月 見た映画まとめ

皆さん、こんにちには! 紫蘭です!

昨年は51本の映画を見てその感想を年末に公開したのですが、文字数が大変なことになったので今年は少し細かく分けて投稿しようと思います。具体的には、1月~3月までの冬期間、4月~7月までの春期間、8~9月の夏休み分、10月~12月までの秋期間といった、4つの区切りを採用します。

今回も作品によってはオチを含むネタバレをしているので、目次から感想が見たい作品だけ選んで見てもらえれば幸いです!

それではやっていきましょー!

1月3日 映画大好きポンポさん(☆)

監督・脚本:平尾隆之
公開年月日:2021年6月4日

・下北沢トリウッド、という映画館で見ました。2022年初の劇場鑑賞作品になります! 初めて降り立った下北沢の空気感に負けて、帰り道は主題歌を爆音で聴きながら帰ってきました。この陰キャは治る気配がありませんつらい。

・Twitterなどでも散々言ってたのですが、もう一回言います。本当に、本当に、よかったです。久しぶりに映画を見て泣きました。僕は基本的に映画を見て泣きそうになることはあるのですが、泣きそうと思った自分を客観視してしまって結局泣けないし、感動を掴み損ねてしまうので、気付いたら泣いている自分に本当に驚きました。

・上映時間が作中で触れられていた90分ジャストなのが熱いですよね! 僕はまだまだ知識が浅いのですが、後日フォロワーさんが細かいところまでオマージュがあるというお話をしてくださってとても面白かったです。僕も早くその境地に行きたいです……!

1月8日 マトリックス

監督・脚本:Lana Wachowski/Lilly Wachowski
公開年月日:1999年9月11日

・20年以上前の映画とは思えない迫力の映像でとても驚きました。トリニティの壁を蹴り上がって飛ぶ(?)動きやネオの銃弾を避ける動きも、斬新ですし、撮影方法がすごく気になりました。

・ストーリーとしては王道のSFで、今まで現実と思っていた世界が実は作り物だったという設定が天才的すぎて度肝を抜かれました。とはいえ、僕は多分赤いカプセルではなく、青いカプセルを選ぶ気がします。トリニティとの恋愛の感じも王道な感じが逆にストーリー全体を邪魔しないので丁度いいな~と思いながら見ました。

1月15日 コンフィデンスマンJP 英雄編(☆)

監督:田中亮
脚本:古沢良太
公開年月日:2022年1月14日

・ロケ地がマルタ共和国ということで、懐かしい景色見たさで見に行きました。宣伝で恐縮なのですが、noteに短期留学していた時のことをまとめてあるのでもし良ければ読んで頂けたら嬉しいです!

・コンフィデンスマンJPは基本的に所謂お決まりの展開をなぞりながら、コメディとして完成された形をとっているイメージだったので、今作もそのシナリオの力が発揮されていて面白かったです。

・全体を通して、前作までの脚本の枠組みを踏襲しつつどんでん返しを成功させた上で、亡くなった過去の出演者への愛を込めた良い作品だと思いました。正直あの演出は憎いなぁと思ってうるっときました。ささやかながら、ご冥福をお祈りいたします。

1月28日 真夜中乙女戦争(☆)

監督・脚本:二宮健
原作:F
公開年月日:2022年1月21日

・友人の勧めで見に行きました。主人公の“私”はおそらく早稲田大学の学生という設定のようで、見慣れた景色が多くて変な感じでした。丁度その日の昼食を高田馬場で友人と食べたので、さっきまでいたとこじゃんとニヤニヤしながら見ました。

・カメラワークが独特で言葉通り、少し酔いました。ぐるっと回転するあれです。

・黒服と生きづらさを抱えた人を集めて、いたずら(犯罪)組織を作るという展開もすごく好みでした。日本の映画は肝心なところで爆破が止まったりするので、徹底的に破壊してくれるこの映画はとても好感が持てました。

[追記] 正直なところ、最初は『真夜中乙女戦争』の意味がよく分からず感想を書きあぐねていたのですが、『ファイト・クラブ』を見てからだと色々納得出来ましたし、これはこれで完成していたのだなと思いました。

1月29日 マトリックス リローデッド

監督・脚本:Lana Wachowski/Lilly Wachowski
公開年月日:2003年6月7日

・試験が終わったので怒涛の映画タイムです! また、レザレクションズが劇場公開している間に追いつこうという試みでした。

・前作は本当の現実世界を生きている人間の集落に行く直前で終わっていたので、どのような生活が営まれているのかを垣間見れてとてもワクワクしました。映画の中における生活の描写って実は結構好きで、フラグを立てまくる家族とか、ニヤニヤしちゃいます。

1月29日 マトリックス レボリューションズ

監督・脚本:Lana Wachowski/Lilly Wachowski
公開年月日:2003年11月5日

・言葉が難しくて正直なところ、ほとんど意味は分かっていないんですが、それでも面白いな~って思うの不思議ですよね。感覚とはしてはエヴァQを見た時に近いです。

・前作を見て、セラフが実は結構お気に入りだったので最後出てきてくれてちょっと嬉しかったです。意味は分かってないんですけどね。

・考察しがいのある内容だと思うので、また後日ゆっくり見たいなと思います。今の僕には難解すぎました……。

1月30日 マトリックス レザレクションズ(☆)

監督・脚本:Lana Wachowski/Lilly Wachowski
公開年月日:2021年12月17日

・最寄りの映画館での上映が27日で終わってしまったので、新宿まで行ってきました。くそぅ期末試験め。

・レボリューションズまでの三部作で話は終わったと思っていたので、四作目はどんな話なんだろうとワクワクしてました。ゲームを作るシーンなど、前作までをゲームの一要素として捉えていたりなど、随所に一作目のオマージュが見受けられてニヤニヤしながら見ました!

・新キャラのバッグスがめっちゃタイプで好き……! ってなりました(笑)青髪似合う人めっちゃ好きです〜!


2月6日 ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

監督:David Yates
脚本:J. K. Rowling
公開年月日:2016年11月23日

・Netflixの日英同時字幕機能を手に入れたので、そのお試しも兼ねて見ることにしました! 四月に新作が公開されるらしいので、それまでに履修を済ませてしまおうというのもありますw

・ニューヨークが舞台ということで、これまでのハリーポッターシリーズで見てきたイギリスベースの世界ではなく、メキメキと成長していくアメリカベースの魔法界というのが面白かったです。

・これまで親族を除いて、名前を持った人間(マグル)が出てきたことは初だと思ったんですが、ちょっとだけ自分達との距離が近くなったような気がして嬉しかったです。

2月8日 ファイト・クラブ

監督:David Fincher
原作:Chuck Palahniuk
公開年月日:1999年12月11日

・前日に三秋縋の『君の話』という小説を読んでいたら、作中に本作について触れている描写があったので、そろそろ見るべき時が来たなと思い見ました。

・『ファイト・クラブ』の感想欄で書くのもあれなんですが、1月に見た『真夜中乙女戦争』は現代版『ファイト・クラブ』ということがよく分かりました。そういう目でどちらの作品も見ると面白さ倍増です。

・まさかの二人が一人だった、という展開には度肝を抜かれましたねぇ。タイラーは一人で殴り合いをしてたのかと思うと、末恐ろしいですよね。まあその結果がエンディングなわけですが。

・マーラ役の女優さん、どっかで見たことあるなぁと思っていたら、『ハリーポッター』シリーズでベラトリックス・レストレンジ役、『オーシャンズ8』でローズ・ワイル役をやっていた方でした……! 好き。

2月15日 ドライブ・マイ・カー(☆)

監督:濱口竜介
原作:村上春樹『ドライブ・マイ・カー』
公開年月日:2021年8月20日

・とても久しぶりに地元の映画館に行きました。平日の朝イチの回に行ったので若者と呼べるような人は僕だけでした。これが高齢化か。

・三時間を超える作品を久しぶりに見ましたが、とても面白かったです。こういう作品を作りたいんだよなぁと思わせてくれる作品だと思いました!

・作中の劇がとても良かったです。名作をキャラクターごとに異言語で演じるというスタイルが僕にはとても新鮮に見えて、すごく興味をそそられました。手話を取り入れられるのも映像作品としての映画の強みだな~とも思いました。

[追記] アカデミー賞国際長編賞の受賞おめでとうございます!

2月22日 彼女と彼女の猫/ほしのこえ(☆)

監督・脚本:新海誠
公開年月日:2002年2月2日

・今年2回目のトリウッドに行って来ました!前回は下北沢の空気にやられて帰ってきたので、今回は友人を誘って行ってきました!ナイス僕!

・新海誠信者でない同年代にしてはそこそこ履修済みのつもりでしたが、実は『ほしのこえ』は見たことがなかったので丁度良かった?です。

・ガンダムを好んで見ている僕と親友的には、ロボットのコクピットにいるのに制服を着ているのが違和感だったんですが、有識者に訊いたところ、その理由は新海誠監督が制服が好きだかららしいです。うん、知ってた。

2月23日 ウエスト・サイド・ストーリー(☆)

監督:Steven Spielberg
脚本:Tony Kushner
公開年月日:2022月2月11日

・元が名作ミュージカルだけあって、ダンスシーンは圧巻でした!特にマリアとトニーが出会ったダンス会場でのジェッツとのダンスバトルがとにかくカッコ良すぎて思わず拍手したくなりました! 華やかで活気がありますよね~!

・映画を通して振り返ると、悲恋の物語に違いありませんが、ほんの短い間だけの儚く情熱的な愛がちょっぴり羨ましくなりました。感情やストーリーの起伏が凄くて本当に憧れの作品です。

2月24日 地球外少年少女 後編

監督・脚本・原案:磯光雄
公開年月日:2022年2月11日

・前編は東京に居なかったのでNetflixで見ましたが、後編は無事劇場で見ることが出来ました!

・これは、30分尺の作品を複数繋げて上映しているタイプの作品全てに対して思っていることなのですが、映画として上映するならばOPEDをカットして欲しいなーと思うときがあります。途中でOPEDが入ると意識が途切れてしまうんですよね……。

・文句はこれくらいにして、最後の戦いと対話は胸が熱くなりましたね〜。あの対話は正直半分も理解できていないんですけど、なんか興奮できるんですよ。良い作品でした。

3月16日 るろうに剣心 最終章 The Final

監督:大友啓史
公開年月日:2021年4月23日

・こんなことを言ってはいけないとは思いつつ、雪代縁が途中から五条悟にしか見えなくなってしまったことをこの場を借りて謝罪したいと思います。一緒に見ていた妹にそれを伝えたら呆れられました。あの黒い丸メガネなんて高専時代の五条悟そのものだと思ったんですけどね~。

・何はともあれ、決着が付いて何よりでした。恵と左之助の関係も好きなので、最後のあれはちょっと萌えました(最近こればっかり言ってる気がする)。

3月17日 るろうに剣心 最終章 The Beginning

監督:大友啓史
公開年月日:2021年6月4日

・剣心って奥さん居たのか〜とかいう浅ーい感想を抱いた紫蘭ですが、本当になんとも業の深い男ですね……。それでも失望できないというか、薫との恋も見ているうちについつい応援しちゃうくらい、キャラクター設定に惚れ惚れしますね。

・頬の十字傷が出来た理由が切な過ぎて、思わずうわぁ、と声を零してしまいました。しんどいし重たいし、なんだこれ。

・また最初から見てみたいと思わせるような作品でした。面白かったです。

3月21日 THE BATMAN-ザ・バットマン-(☆)

監督:Matt Reeves
公開年月日:2022年3月11日

・実は僕、バットマンシリーズは完全初見でして、全くよく分からないまま見ていたのですが、それでも十分面白かったです!

・舞台のゴッサムシティの美術というかセットが凄く好きでした。どことなく、日本のSFアニメ映画みたいな空気感がするというか。重くてジメジメしたあの感じです。

・先日ユニバでスパイダーマンのアトラクションにも行ったので、これを機にマーベルに手を出そうと思うのですが、作品が長い&多いのでまだ少し足踏みしております。もしよろしければ有識者各位、ご指導ご鞭撻のほどをお願いしたいです。


総括

さて、これで2022年の1月~3月に見た分は以上になります!

今期は比較的バランスよく見れた(当社比)と思います。るろうに剣心やマトリックスなどのシリーズものを見終えられたのはかなり大きい気がします。少し昔の作品は『ファイト・クラブ』だけだったと思うので、次はその辺りの作品も少し掘り進められたらいいなと思ってます。

沢山見たつもりだったんですが意外と少なかったので、4月からはまたギアを入れ直してじゃんじゃん見ていこうと思います~!

4月にはファンビ3やコナンが控えているので、見に行くのが楽しみです!

またどこかでお会いしましょう!それでは!

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