そんな根性ならない方がいい
雨降る水曜日。
死にたい気持ちがまだ剥がれ切れていないまま、
やらなければならない(世間的)重要ミッションを終えて、
ご褒美がわりに観てやるんだと、昼から観てきた「ラストマイル」…良かった。
ワインと300円のピザ(ニッポンハム)を抱えてただいま。
ああ、満島ひかりが「当て書き?」から「当て書きだな」ってなるの納得。
文字で追ったらこの主人公、バリキャリ鼻につく女で
満島ひかりっぽくない。
だけど、彼女が演じるとバリキャリ エレナがグッと立体的になる。
一気に説得力が増す。
誰しも負の側面を持ちながら生きている。
そして終盤のエレナの機転にこちら側は救われたりする。
頭のいい仕事ができる女って、さらっとかっこいいことしちゃうんだよね。
そして、走り抜く4日間。演者を着地させない塚原演出も納得。
「そんな根性ならない方がいい」
苦しみを知っている者が放つ、重みのある言葉。
ミコトの言葉は温かさを残しながら、いつも胸に刺さる。
私はこのチームが作るお仕事ドラマがこの上なく好物だ。
皆、しのごの言わずさらっとしてるくせに、信念持ってかっこよく仕事してる。
アンナチュラル→MIU404→ラストマイル
TVドラマから映画に帰着するこの物語の意味に腹落ちする。
連続爆弾事件という題材。
映画館で見るからこそ、痛み、悼み、思い考える。
私たちは日々画面越しに世界を眺め見るだけでよいのだろうか?
ヒトは思いを寄せるだけでよいのだろうか?
まだ色々纏まりきれていない。
エンドロールの米津玄師のがらくたがとてつもなく良かった。
映画館で大音量で聴くとまたグッときちゃうんだよな、彼の歌って。
そして、巷では佐野親子推しが多いようですが、私は意外と仕事ができる八木さん推しで。
午前中のミッションについては、年末に反省文を書き、心を改めるか否か、考えることにして、今日はこの辺で。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?