わいの2020年はなんだったのか
一言でいうと「やべえ」でしかなかったのだが、自分のような業界・職種にも意外にコロナの影響は大きく、春ごろに極端にプロジェクトが減ったことがあった。さらに保育園も休園になって1日4時間ぐらいしか稼働できなくなり、仕事も時間もほとんどなくなってしまった。この状況が数カ月ではなく年単位で続く可能性があったので、早朝深夜を使って大急ぎで行動指針を見直すことになった。
今となってはだいぶ状況も変わったものの、2020年の夏ぐらいまで続いていた頑張りは残しておこうと思う。
(育児と仕事のバランスについてはまた別途言語化してみたい・・・)
当時やるときめたこと
・1.幅広くパートナーを探す
・2.プロモーションを強化する
・3.やれることを増やす
・4.C向けのコンテンツを制作する
1.幅広くパートナーを探す
当時は、限られたパートナーに過剰に依存すると共倒れの可能性があったので、新しいパートナーにも目を向けることにした。コロナの影響が少ない業種を第一に、日本では今と違う役割ができる相手、海外では今のスキルをそのまま生かせそうな相手を探した。
結果
国内は、状況がわりと早めに好転したこともあって大きな行動はしないまま終わった。ちょうどタイミングよくリサーチやワークショップ設計のような新しい役割を求められるお誘いもあったり、クリエイティブ面でも面白いプロジェクトに呼んでいただけたり。
海外に関しては、WebGL、babylon.js、HTML5Gameなどをキーワードに海外向けの募集を探し回ったところ、わりと多くの情報が見つかった。(もしものときは改めてチャレンジしたい)
そういったリサーチと並行していろんなお誘いもあり、インド人とゼロから5日間で3Dギャラリーを開発したり、名前だけでどこか分からない国の方と開発仕様を調整したり(案件にはつながらなかったけど)と、カオスな関わり方はできた。ただ、契約や支払いを個人で調整するのは大変だったので、余裕がないと難しいとは思った。(インドの税制とか面白かったけど)
2.プロモーションを強化する
”ハマるパートナーを見つけて、彼らが持つ面白いプロジェクトにどんな形でもいいから参加する”をテーマに、ポートフォリオサイトやプロフィール資料などを一新した。役割を増やすために、クリエイティブ・開発だけでなくプランニングやマネジメント、グロース施策なども網羅した構成にしている。ビジュアルに関しては「ハマるパートナー」に刺さることが目標なので、あえて好みが分かれるデザインにした。
また、海外パートナーの獲得も目標にあったので、サイトや資料は英語版も用意し、複数の海外アワードにも応募した。
結果
アワードに関してはダメダメだったw やっぱり、好き嫌いが分かれるビジュアル&短期間で開発したサイトでは賞を得るには厳しい。(どうせなら、もっと振り切った企画にしても良かったと思う)。ただ、海外からのお誘いはInstagramやAwwwards経由だったので、もともとの狙いは達成できたと言えるのかも。
ただ、アワードで言うとTOUでAwwwardsのHonorble mensionが取れたのは良かった☺
3.やれることを増やす
より網羅的にプロジェクトに関わるため、今のスキルセットで不足している分野を掘ってみることにした。
・サーバ関連(node.js、GCP、firebaseなど)
・マルチプレイ関連(socket.io、photonなど)
・VR関連(Oculus、Magicleapなど)
結果
わりと早いタイミングで身に着けたものを活かす機会に恵まれた。MESONでnode.jsやGCPを使ったり、KONELでMagicleap、AzureKinect、photonを使ったりと、各社で普段とは違う役割で参加できたのは面白いと思う。
これはMESONのプロジェクト。
ただ、自宅だと新しいハードウェアを扱うのは継続的に猫の襲撃をかわしていく必要があって、これがなかなか大変だった。
4.C向けのコンテンツを制作する
月に数千円でも売り上げられないかと思っていろいろ試してみた。Tシャツなどのドロップシッピング商材のデザイン、ゲーム制作など。
結果
作っているうちに自分で使ってるだけでも楽しくなっていたのだが、9月ぐらいからどんどん忙しくなってきて、全部途中で止まってしまった…
総括
4~5月ごろは本当にやべえ以外の感情がなかったのだが、やることを決めて大急ぎでやっているうちにだいぶ落ち着いてきて、夏には状況もだいぶ好転して、最終的には前年比-20%ぐらいで押さえることができた。
当時のnotionを見直してみたら、年内に海外プロジェクトの比率を30%まであげることが目標になっていて、冷静に考えると無理だろwと思った。
ただ、海外でもクリエイティブエージェンシーとスタートアップだとどうアプローチの仕方を変えようとか、彼らの刺さるポイントを見つけるには誰にヒアリングしようとかいろいろ書いてあって、普通なら会社でもそこそこ良いポジションについて(たはず)の年代のおっさんが生き残るために必死に考えているのはなかなか面白いと思う。
※このインタビューではゆったりした感じになってるけど、実際は必死
この激動の2020年にも多くの面白いプロジェクトに呼んでくださったKONELとMESONに感謝~。
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