美しい過去と己の矛盾〜再びアイドルのこと〜
愛しの聖子さまに会った次の週、こんな記事をUPした。
https://note.com/srdkg_sbt/n/na4dc553edaef
「推しは、ひとたび表に出ればあんなに輝いて、自分にとって元気をくれる存在。舞台裏(ホントはどういう人か/プライベート)なんてどうでも良くない?」
と思ったと書いている。(ぜひ読んでくださると嬉しいです!!!)
この考えは変わっていないし、アイドルを楽しむ上で大切な考えだと思っている。
過度に入れ込みすぎず、しっかり自分軸の人生を持ちながら推しと向き合うことが私の推し活のモットーだ。(中学生高校生で自分の人生を顧みないような推し方は一生分やったなぁ、というのと、アイドル界隈ではないですがいい大人で推しにあまりに入れ込みすぎている人も知っているからです)
しかし、そんな私の思いを打ち砕く出来事が起きた。
中丸雄一が、こともあろうに女子大生とのアパホテルでの密会で謹慎したのだ。
最初に「活動休止」だけ聞いた時はメンタルの調子でも良くないか?
と心配した。ほんの数秒だがその時間を返してくれ・・・笑
KAT-TUNは私の中高時代の全てと言っても過言ではない存在。
シングルも雑誌もほとんど全部買っていたし、レギュラー番組も歌番組も毎回録画してDVDに落としていた。(あれもどこに行った?捨ててないけど)
亀梨と赤西が大好きだったのだが、雑誌やシングルのメイキングを通じてだんだん他のメンバーのことも知り、いつしかグループ全体のファンになっていった。
中丸はグループではMCのまとめ役であった。そして最年長でありながら「イジられシロ」もあるキャラクターで、しっかりイジられキャラを全うしていたっけ。
いじられキャラである一方、中丸は天性の器用さも持ち合わせていた。芸事のプロだから当たり前と思うかもしれないが、彼は本当にどんなこともすぐに習得してしまう。「まじっすか」や過去のKAT-TUNのバラエティーで何度も感心した記憶がある。天性の器用さに加え、努力家でもあった。大人になってから大学にも行き、そして近年は漫画家としてもその才能を発揮していた。STARTOの中でも、特に高いプロフェッショナリズムを持つ人というイメージだった。
そのイメージもまぁ崩れたが、私が心を寄せるのは最近結婚した奥様のことだ。
愛した人が、そんな愚かなことをしていたら許せるだろうか。
私ならめちゃくちゃ怒って、即離婚を切り出すと思う。
残念だけどこれまでだ、と。
この報道にかなりのショックを受けた私は「舞台裏はどうでもいい」などと書いた自分に猛烈にツッコミを入れざるを得なくなった。そして何故ショックなのかを考えると「ティーンの頃の美しい思い出を汚されたから」なのだ。
これは、田中にも田口にも言えること。この二人は薬物で捕まっているのだから。「美しい思い出を汚した」一人にあの器用で努力家の中丸まで入ってしまったことがどうしようもなく悲しいのである。
なんて書きつつ、3人になってからのKAT-TUNは周年ライブは見るけれど、ぐらいの感じで追っている。かつての全てを追っていた時期とは、好きでも熱量が違う。
だが中丸がこうなった以上、これから先KAT-TUNがどうなるのか、を少し想像すると昔本当に大好きだった身としては胸が張り裂けるような思いだ。
KAT-TUNが潰えるようなことがあったら、本当に悲しいしやりきれない。
どんな気持ちで昔の曲やDVDと接すれば良いのだろう。
ここでまた私はひとつのことに気づく。
舞台裏はどうでも〜という発言は、推しへのそこはかなとない信頼があってのことなのだ。そんな愚かなことをする人とは思っていないから、安心して表の部分を楽しんでいるのだ。それが崩れたら、ファン心理としてやっぱり悲しいは悲しい。
前も引用した、中森明夫さんの「アイドルを推すことは未来を信じること」にも通ずると思うけど、そう、中丸が文春砲を喰らう未来は信じていなかった。というか、中丸に限ってはそういうことはしない、と信じてた。
そしてもう1点。アイドルは、本人たちからすれば因果なことかもしれないが「ファンがその人を愛していた時期の思い出」という形で、ある種ファンの人生すらも背負うものなのだ。(ちなみに、SnowManの目黒蓮はこのことにかなり自覚的な発言をしているので、どこかで見つけてみてください。)
背負っているものの大きさに、ちょっと酷だと思わないでもない。が、何年経っても触れれば、受け手は好きだった頃に心が戻れるというのはアイドルの一つのエッセンスではないか。
自分が勝手に楽しんでいるだけで飽き足らず、色々な意味で厄介な存在のファンにはなりたくないし、なるべきではない。が、今回の「自分の妻を深く傷つけ、
ずっとやってきた場所を潰しかねない」彼の所業にはどうしようもない思いが
込み上げてきたので思わず綴ってみた。
(来週書こう思ってたけど勢いで書き始めちゃったから、また来週のネタ探しをします!)