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料理と山登りとマラソン

私の好きなことは書くこと、本を読むこと、歌を歌うこと。
そして餅つき(超得意である)。
苦手で関わりたくないものが料理、山登り、走ること。
関わりたくないレベルは最高100なら100。
それなのに、ある日を境に上記の三つが嫌いではなくなっていた。

食べることが何より好きだけど、作ることが不得手だ。
外食がいい。
朝、昼、晩、外食なら最高の人生だと思っている。
だけど、ワタシ、一応、主婦。
毎日外で食べるわけにもいかんのだ(経済問題勃発するし)
なので仕方なく作ってきた。
私の一番の先生はテレビの料理番組で、特に「3分クッキング」にはそれはそれは助けられている(先生の皆様、ありがとうございます)。
最近は動画も。
リュウジ様、心から感謝いたします。
すべて分量通りにしたら、私の作ったものも食べることができる驚きと喜び!
少しずつ自らの作ったものが大丈夫なレベルに進化を遂げ始めた。
繰り返しというものは成果を生むのである。

そこに山があるから山登りをする、というお人たちには多分一生ご縁がなく過ごすものだと思っていた。
もうだいぶ前(6、7年前)に健康診断で再検査となったところがあった。
検査を終えて、大丈夫とわかった時、決心したことがある。
健康で過ごすためにできることをやる!
選んだのは筋トレ。
自重を使って始めた。
そうしたら亀の歩みではあるが足が腕が腹が締まってきた。
あ。
締まってきたことは他人にはわからない程度の締まり具合だ。
でも前と違うと思い、ほくそ笑む。
筋トレを黙々と続けて数年、だんだん気持ちが変わってきた。
もしかしたら、山に登る体力があるかもしれない。
挑戦してみたい。
近くに山好きな人がいたこともあり、近場の低山から登り始めたのが3年ほど前。
頂上まで行く達成感!
一杯の水もおにぎりも一味違う美味さ!
楽しい。
山の仲間にも入れてもらった。
ひと月に一度、山行が発表され、代表の方に「超初心者の私でも大丈夫でしょうか」と尋ねて、大丈夫と言われたら参加する方式。
ところが今年は中止が続いていて実現していない。
今は筋トレを続けている。
山道具を集めるのも楽しい。
山の道具は機能性にあふれていて感心することばかりなのだけど、高価であることも知った。
なので、ちょっとずつ。
今は入れ子(スタッキングと書いたほうが今風だとアップしてから気づく…ので修正)になるマグカップがほしいので100円貯金を開始したところ。
納得がいくものを集めると決めた。
いつか行ってみたい山がある。
秋田駒ヶ岳。


走ること。
苦手意識が最も高い。
学生時代、運動部に入っていたけど、準備運動がわりに走る時は先輩を恨んでいた。
いつも列から遅れ、ひとりでゴールの体育館までぜいぜいとたどりつく。
その後は練習にもついていけず…
走ることが好きな先輩が指導する日はマジで言い訳を考えて遅刻していた。
筋トレをはじめてからの気持ちの変化は、ここにも及ぶ。
まったく面識のない人のブログに「フロストバイトレース」というものに参加したというのを読んだ。
横田基地の中をハーフ、5キロといった距離別に走るのだ。
それがとっても楽しそうだった。
かっこいい外国人の方々がファイト!頑張って!と応援してくれるらしい。
読んだ翌年、5キロにエントリーした。
エントリーしたらなにがしかのお金を払う、当たり前だけど。
すると少し練習しとこかな…という気持ちに。
家の周りを走り始める。
あれ?イヤじゃないじゃんという心持ちの自分を発見する。
遅いんです、ホントに。
ジョギングに毛の生えたような早さなんだけど、それでも完走した瞬間の気持ちのよさは今まで経験したことがないさわやかさ!
やった!
走れた!
私でもゴールできた!
そんなこんなで三度参加した。

なぜ苦手で避けてきたことが苦手ではなくなり、積極的に楽しめるようになったのか…
寝ている間に全細胞が何かの力で入れ替わったのか?
見えない何かに操作された?
いろいろ考えてきたけれど答えは出ない。
少し理解しているのは多分、私が年を取ったからだと思う。

裁縫、絵を描く、泳ぐ、語学習得。
まだまだ苦手分野はあるんだけど…克服できる日は来るのだろうか?
(写真は数年前にドライブした時に見た富士山)


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