瑠果

素直、正直、ありのままに書きたい。思い出話、日々のあれこれ、未来のことなどを。詩も。

瑠果

素直、正直、ありのままに書きたい。思い出話、日々のあれこれ、未来のことなどを。詩も。

最近の記事

夜空を見上げて考えたこと

そろそろ2020年が終わりに近づいている。 想像や妄想を超えた1年だった。 私の未来への想像や妄想は実に薄っぺらい、取るに足らないことばかりを思いめぐらすようなレベルなので、いつの年も超えるばかりだけど、今年はメガトン級の超え方だった。 それでもこうやってnoteに自分の場所をこしらえ、少しだけど文章や詩を綴れたこと、そうしようと決めて実行できたことは小さな一歩で大きな収穫だと実感している。 すべての人が健やかな心と身体で、穏やかな日々を歩いていけたらと日々想っている。 そう

    • 【詩】プリンスメロンとセキセイインコ

      ズックを蹴散らして玄関から走る 部屋に台所にベランダに おばちゃんを探して「ただいま~」とさけぶ 共働きの両親がさびしい思いをさせないようにと 小学一年のわたしを預かってもらっていた安藤のおばちゃんち 我が家から三秒 放課後の第二の家 「おかえり」も聞かず 言わせず ぺらぺらとおしゃべりスタート 国語の教科書、上手に読めたって褒められた 算数のテスト、全然わかんなかった しばちゃんがツンってしたの なんかやだった なんかしたかなわたし ワタナベ君は掃除当番さぼるんだよ スカー

      • 幸せじゃない日には

        落ち込んでいる。 言われたくない言葉があるのだが、それを言われた。 心がしめつけられて、一瞬身体が硬直する。 次の動作をどうしたもんか、と瞬間で考える。 どんな顔したらいいのかな、私は何を言ったらいいのかなと瞬間で思う。 動作も顔も言葉も何も出てこなかった。 幸せじゃない日には黒い服を着たくない。 私の引き出しは黒い服だらけ。 黒Tは数えたら7枚もあった。 黒だけじゃなくて、暗い色の服もNGである。 着るとさらに気持ちが沈む。 言っちゃいけないことを言ってしまいそうだし、気

        • 詩と私

          中学3年の時、詩にであった。 一度も同じクラスになったことがない同級生がいて、彼女が詩を書いていた。 共通の友達を介して、書き溜めた詩のノートを貸してくれた。 こ、こんな世界があったとは……… 目だけじゃなくて、身体にあったすべてのウロコが落ちた。 優しい 激しい のんびり まったり 疾走感 高揚感 いろんな思いがかけめぐる体験をした。 素敵な言葉の連続 知らない世界の発見 頬が熱くなった 私も書いてみたい。 そこから詩作が始まった。 学生時代はなにかにつけて書いた。 今で

          【詩】「あっ!」

          あっ! 風に飛ばされちゃう そっちに転がっちゃった、お願い取ってきて! それ、それだって! 違う違う、あっちの青いのじゃなくてピンクのだよ、かわいい色の! よかったぁ、拾ってくれて あ また飛んでいきそう しっかりおさえてて つかまえておいて そうそうその調子 これ何かって? 愛だよ 私の愛 形がないの、いつも変わるけど 優しくしてね 時々でいいから洗ったり、磨いたり、なでたりしてね 忘れてもいいよ 忘れてもいいけれど また思い出してね

          【詩】「あっ!」

          【詩】ただいま

          ただいま ドアをあけて「ただいま」という 私の相棒がテッテッテッとやってきて 「おかえり おかえり」と尾を振る 私の犬 胴長短足の立ち耳 幼い時はトコトコと 大きくなるとパカラッパカラッと 老いのころにはテトテトと 私がどんな一日を過ごしても等しく迎えてくれる 「ちゃんと留守番していたよ」 小さな全身で帰りを喜ぶ茶色い相棒 上司の苦い言葉も 小さな愚痴も 満員電車のすっぱい汗も リセット やわらかい私に戻る クッキー一枚 満足げにペロリ 腹をなでると目を細めてた まったく普

          【詩】ただいま

          料理と山登りとマラソン

          私の好きなことは書くこと、本を読むこと、歌を歌うこと。 そして餅つき(超得意である)。 苦手で関わりたくないものが料理、山登り、走ること。 関わりたくないレベルは最高100なら100。 それなのに、ある日を境に上記の三つが嫌いではなくなっていた。 食べることが何より好きだけど、作ることが不得手だ。 外食がいい。 朝、昼、晩、外食なら最高の人生だと思っている。 だけど、ワタシ、一応、主婦。 毎日外で食べるわけにもいかんのだ(経済問題勃発するし) なので仕方なく作ってきた。 私

          料理と山登りとマラソン

          イブとアラミス

          夜、仕事が終わって家までの道の途中で、キンモクセイの香りがする季節になった。 朝には気づかないのに、暗い道だとよくわかる。 秋分の日を過ぎるとほぼ毎年秋の気配が濃くなっていくなぁと感じる。 この時期に私は半袖で自転車に乗るのを楽しみにしている。 ひんやりを越してうすら寒いのが最高にいい。 ひたすら暑い日々を過ごしてきて、ヘロヘロのシオシオの身体に涼しさがやってきて、秋だと実感できるので。 そしてキンモクセイが香る夜、思い出が蘇る。 高校の同級生、T君はいつも会うとガムをくれ

          イブとアラミス

          アイスコーヒー

          コーヒーが好きです。 いつから好きなのかもおぼえてないのだけれど、毎日飲みます。 高級なのはごくたまに。 普段はドリップパック(ブルックスの正月に出る福袋ファン)とか。 インスタント(ネスカフェゴールドがあれば機嫌良し、現在はマキシム)も問題なし。 朝、大きいカップに並々といれ、豪快にごくごく飲む。 仕事の合間にゆっくりとかみしめて飲む。 風呂上り、冷たいのも楽しみに風呂に入る。 コーヒーを飲んだら眠れないということがないので。 夏の間はアイスコーヒーが私の親友になる。 濃

          アイスコーヒー