心理的安全性を追求するのも、いかがなものか
どうも、ナザレです。
今日は、組織のおける心理的安全性について書いていこうとおもいます。
組織において心理的安全性が大事だということは、だいたい理解できると思います。
心理的安全性は必要ない!と言える人はおそらく少ない、いや皆無ではないでしょうか。
とはいえ、心理的安全性を追求すれば、オールオッケー!!って感じかというと、そういうわけでもないようです。
組織の心理的安全性といっても、どこまでやればいいのか。
ここで、組織に100点を求める社員が出てきます。
心理的安全性に関する施策を完全にやってほしいという人です。
その100点を求める社員のために、会社がいろいろと人事施策を考えて実行していったとして、本当に効果があるのかどうか、かなり疑わしいところです。
もちろん、「簡単には解雇されない」や「分かり合える上司や同僚がいる」などの最低限の心理的安全性は必要でしょう。
しかし、「大幅な定期昇給がある」や「絶対に解雇されない」、「オフィスは全員個室持ち」など、そこまで社員のためにやったところで、果たして良いのかどうか。
会社に100点を求める社員が主張したことを気にする前に、まず全社員がどこまで会社に求めているのかをきちんと確認した方がいいでしょう。
100点を求める社員は「大幅な定期昇給」を求めていたとしても、その他大勢の社員はそこまでは求めていなかったりします。
それよりも、労働時間や仕事の進め方について何とかしてほしいという話が出てくるかもしれません。
つまり、正しい要望を汲み取ることが重要ということです。
言ったもん勝ちみたいになってしまうと、その他の社員から不満が出てきます。
心理的安全性を追求するなら、80点くらいがちょうどいい。
会社のリソースは限られていますから、何でもかんでもできるわけじゃない。
80点以上を求める社員がいたら、率直に聞いてみるといい。
「100点にしないと辞めちゃうのですか?」と。
たぶん、辞めないと思いますよ。
何をどこまでやるのか、悩ましい問題です。
でも、まずは要望を聞くこと、会社としてできることの限界を知ることが必要だと思います。
参考にしたのは、以下のVoicyの放送です。
よかったら、こちらも聴いてみてください。