見出し画像

🟧いわゆる「眼球使用困難症」により 日常生活に困難を来している方々の支援策等に関する調査研究 R6/10/15投稿

https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000963611.pdf

眼球使用困難症の障害年金における取り扱いにばらつきがあったとして、R6/10/10に厚生労働省から日本年金機構に通知がなされ、それにより障害年金の見直しが実際にされ0円になった方が多くいるとの報道がなされています。

過去の事案についても再審査するとしており、この疾病により障害年金を受給されている方は不安に思われている方も多いと思います。


そもそも「眼球使用困難症」とはどういった症状のものなのでしょうか?

調べてみると、眼球使用困難症(症候群)とは、眼球の機能は十分あるのに、その機能の使用を著しく困難にする様々な要因(羞明、眼痛、混乱視、開瞼失行など)を有する病態の総称をいうそうです。

眼球使用困難症は近年に生まれた新しい疾患概念で厚生労働省も令和2年度に初めて調査を行っています。

https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000797296.pdf


その一つであるまぶたの異常「眼瞼けいれん」だけでも、患者数は推定30万~50万人とされているようで、

令和2年度に続いて、令和3年度の障害者総合福祉推進事業では、『いわゆる「眼球使用困難症」により 日常生活に困難を来している方々の支援策等に関する調査研究』が行われました。

この調査結果を見ると、視覚障害者回答者と比べると、いずれの支援も羞明回答者の受給割合は低くなっています。

今回、厚生労働省から日本年金機構にだされた通知の内容は確認できなかったんですが、特に羞明の部分で見直しがなされた可能性も考えられます。

また、障害年金ではないんですが、障がい福祉サービスを利用されている割合が低いのも気になるところです。

「眼球使用困難症」が障害年金に該当すべき症状なのかは、見識が不足しており、私にはわかりかねますが、制度の狭間で困難を抱えている方に対して、適切な制度・サービスが提供されることを望んでいます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?