「近藤 誠」氏が虚血性心不全で亡くなった!
近藤誠先生が亡くなられた。もう一度お会いしたいと思っていた方だったので、いささか驚いた。
まさか「がん」ではなかろうと思って、ニュースを読んでみたら、13日の出勤途中に突然体調を崩し、虚血性心不全で亡くなったとのことだ。
私が、診てもらったのは、もう6年も前になるだろうか。マンションの一室で多発性骨髄腫の治療を始めるべきか否かの相談をした。早期のがんの状態でもあり、自覚症状もそれほどひどくなかったこともあるからだろうか、治療を踏みとどまる大きな要因となった。
長らく、ブログを書かなかったが、このニュースにはさすがに反応をせざるを得なかった。
人生を振り返ったときに、私の人生の岐路において、少なからず大きな影響を与えたに違いない方だからだ。いや、多くのがん罹患者が治療に向き合うときに、希望と絶望の試行錯誤を与えた人であろう。
氏の功罪について、何度か記述しようと試みたが、現在まで筆がすすまなかったのは、がん治療の後も、幸いにして生きている自分が、ここにいるからだろう。
近藤誠先生は、まだ73歳だったとのこと。私がお会いした6年ほど前には、すでにそれくらいの齢かと思っていた。がん治療に一石を投じた医師であり、もう少し、彼の理論を実証して欲しかったが・・・。
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