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職場で号泣した

最近、仕事がしんどい。本当に、しんどい。9月末、大学時代の恩師に会って話をする機会があった。実はその時まで私は、自分がこんなに追い詰められているなんて気づいていなかった。


先生に会って第一声。「どう?」と聞かれ、「楽しくやってます」と言った。「あんたいつもそう言うね」「え、そうですか?」なんて笑ってみせたけど、もちろん自覚はある。あえてそう言っているのだから。

先生に心配かけたくない、あんまり弱音を吐きたくない、仕事にやりがいを感じている自分を演出したい、そういう私の中のいい子ちゃんがその言葉を発させるのだ。
大学4回生の時の実習でも、私はそう言った。その時先生に、「その言葉が出てくるってことは実習だいじょうぶ。うまくいくよ。」と言われた。バカの一つ覚えで今回もそう言ったのだ。また褒めて欲しくて。ただ、言葉の中身は全く違う。実習の時のその言葉は、心から出た言葉だった。


そこから先生とのお話、という名の私のメンタルケアは1時間も続いた。開始10分くらいで出てきた涙は一向に止まらず、むしろどんどん溢れていくばかり。他部署との連携がしんどい、怖いお局がいるんです、泣きながら訴える私に先生は「人を嫌ってもええんよ」そう言った。「あんたはいい子すぎる」って。「嫌うが難しかったら、苦手でもいいからね」って。


課長に過大評価されている気がするんですって話もした。管理職を打診されている話は出さなかったけど、最近それがすごくプレッシャーだったから。そうしたら、「それもあなたずっと言ってるよ。自分に自信がないんでしょ」って。


意外だった。私は自分が自己肯定感は高い方だと思っていたし、それなりに自信もある方だと思ってたから。
でも家に帰ってゆっくり考えてみると、先生の言う通りだった。何をするにも周りの目が気になるし、些細なひとことからどんどん悪い方向に考えてしまう。特にこの8月くらいはそれが酷かった。しんどかった。


「褒められたら困っちゃうタイプでしょ」とも言われた。それは本当にその通り。私は、褒められたらそれをプレッシャーに感じちゃう。その分期待に応えなきゃ、ってなっちゃう。


先生との話で出てきた話はもう一つ。それは、ずっとこの職場で働き続けるの?ってこと。先生からそれを聞かれたことに、すごくびっくりした。
先生はこの業界の最前線でバリバリ働いていて、とってもかっこよくて私の憧れの恩師なんだけど、なんとなく生徒にもそれを求めてるのかなと思っていた。
「あなたのワークライフバランスを大事にしなさいよ」って言われてびっくりする反面、「そりゃあそうか。私は先生のことどれだけ怖がってんだよ!」って自分で自分に突っ込んだ。そう、先生は学生時代の私たちにはとってもとっても怖かったから。卒業してからだよ?こんな優しい声掛け。
「この職場は本当に勉強にはなるだろうしいろんな経験させてもらえると思うけど、すごく忙しいからねぇ。ずっとここにいるってのもこの先しんどくなるかもしれないし、そうなったら転職もありだからね。」「大学にきてる求人の紹介もできるから連絡してね」って言われて、すごく心が楽になった。今の職場は先生の推薦のおかげで入職できていて、なんとなく辞めづらい思いもあったから。


だいぶとりとめなくなっちゃったけど、最近の私の中身はこんな感じ。

いい子ちゃんをやめて、私なんてこんなもんです、できないこともあるけど、ダメなところだってあるけど、でも私は私を認めてるよ、って。そんなありのままを受け入れる「しなやかさ」を身につけたいな。


あと、今回の件があって、最近連絡取れてなかった友だちにもいっぱい連絡した。そうしたらちょっと心が楽になったし、やっぱり私は人に話しながら自分の心や頭を整理していくタイプだなって感じた。
大学時代、ずっとそうしてきたのにコロナで人に会えなくなって、そういう話もしなくなっちゃってて、そうするうちに言語化できない悶々とした思いを溜め込んじゃってたんだろうな。今回はこうやって蓋をして一時的に凌いできたところが爆発しちゃったけど、これからはもう少し上手にこまめに出せるようになっていきたい。


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