見出し画像

2024のまとめ

2024年のまとめを書いておこうと思う。
今回の記事は読んでも特に利益がないので敬語も使わないし、手のこんだ画像も載せたりはしない。
今は嫁と年越しそばを食べながら紅白歌合戦を見ており、来年回そうとしているティムールカワウソを一人回ししていたところ、思えば今年はいろいろなことがあったな…と感じ、今年のマジックの取り組み的なものだったり、その都度思ったことを総括して書いておこうと思い立ったまでである。
たぶん来年のどこかで見返して『こんなことあったなぁ…』と思うために残しておく。

競技マジックへ

過去noteにも書いてあるが、競技マジックに力を入れ出したのは今年からになる。それまでは時々晴れる屋に遊びに行ったり、場末のカドショで適当な予選に出るなどしていた。もちろんまともに勝てるわけもなく、せいぜいSEに残るくらい。
社会人になってからMTGを始め、だらだらと楽しんでいるのもいいよなぁと思いながら続けていた。労働を強いられる社会人生活、同棲と結婚、資格やら色々な勉強、その他の趣味…とやりたいことややらなくてはいけないことが多く、一つのことに注力できる自信はあまりなかった。
無意識での言い訳なのだが30歳になってまで『カードゲームに熱くなるのもな…』という気持ちも確かにあったし、負けたときも『練習してないからしょうがないよな…』と自分に言い聞かせていたようにも思う。
転機になったのは…と言うほどしっかりとしたきっかけもないのだが、真面目に取り組んでみるのも楽しいのかな、と思えたのは店舗予選だとか、カードショップで少しずつ広がっていった友達を見て感化されたためだと思う。
別府や北九州、宮崎といった九州の端っこまで遠征に行き、秒で0-2、またはseで1没したりして悲しんだり悔しがったり、時には勝ち抜いて喜んだり…というのを見て、この歳になってもそのように感情を動かせることができることがあるのはきっと素敵なことなのだろうな、と思うようになっていた。

スタンダード店舗予選(チャンピオンズカップS2R3)

そんなわけで2024年の店舗予選から少しだけ真面目にやってみることに。フォーマットはスタンダード。一番馴染みのないフォーマットであり、カードは土地以外ほぼ手元になかった。そもそもどこまでがリーガルなのかすらわからない状態で挑むことに。実際何回かスタン落ちしたカードを使ってしまいます基本地形に変換してもらうことも多発した。
最初は『大スライム、スローグルク』を使ったデッキを回していたものの、店舗予選までに必要な練度に達するようにはどう考えても思えず、カードパワーで押しつぶせるデッキを使うほうがいいなと考え版図ランプを使うことに。下環境で遊ぶことが多く、アトラクサと土地基盤はほとんど揃っていたのも大きな理由だった。
結果は最高戦績がSE決勝没×2。

探検がたくさんでうれしい

デッキ的に一番苦手な毒に決勝で殺されたりマジックに関係なく警察にスピード違反でしょっぴかれたりと不運なことも多かったが、結果としていろいろな人と繋がるきっかけにもなった。特に現在もお世話になっている練習チーム(ただ酒飲んでるだけとも言う)である鉄槌団、上手い人がたくさんいるモトノキprosの輪の中に入れてもらえたことは1年間マジックをする上で非常にプラスになった。湿っぽくなるのは嫌なのでここにはあまり書かないしたぶん直接言うこともないとは思うが、本当に感謝しています。ありがとう。ただ毒は許さん。
また、スライムロームや版図ランプ等を使う上で、自分がなんとなく感じていた『好きなデッキ』の像を形作ることができたのでよかったと思う。おそらく盤面でパーマネントをがちゃがちゃとするデッキが好みである。これはこの後に組むデッキ全てに共通している気もする。

パイオニア店舗予選(チャンピオンズカップS3R1)

次の店舗予選はパイオニア。スタンダード前にはエニグマファイアーズを回していたが、予選最終盤にて流行ったロータスコントロールに手も足も出ないデッキ構造であり封印していた。また、大好きなロータスコンボはアマリアコンボになすすべもなく虐殺されることから使用デッキが死んだ状態からのスタートだった。
ここらへんからデッキ同士の有利不利を少しずつ考えるようになり、ラクドスミッドレンジ(ラクドス吸血鬼)やアマリアコンボとも試合が成立し、デッキパーツをエニグマファイアーズから使い回せる5cニヴを使うことに。好きなプレイヤー2人が調整していたのも大きなポイントだった。
結果は店舗予選抜け。パイオニアに詳しい緑単使いや、青白コントロール使いにしばいてもらいながら練習し、最後は今まで歯が立たなかったチームメイトを倒しての店舗予選抜けとなった。

我が導きのオムナス、白日、ヨーリオン

嬉しい反面トスが無ければ死んでいたような戦績だったのであまり誇れる気持ちでもなかった。
このあたりからもっとうまくなりたいという気持ちと色々なデッキを使ってみたいという気持ちが強くなる。インターネットに流れるデッキリストをコピーして回すだけではなく、1枚1枚に採用理由を考えたり、店舗ごとのメタを予想してデッキを組む楽しさに触れ、競技マジックの楽しさと辛さを同時に味わうようになった。

パイオニアエリア予選(チャンピオンズカップS3R1)

店舗を抜けたのでそのままエリア予選に参加。場所は福岡、宮崎、岡山。
宮崎、岡山はモトノキ勢の人たちと遠征に向かい、楽しさも悔しさもいい経験になった。この時に使ったのは前パイオニア予選でひどい目にあわされたロータスコントロール。アマリアコンボにかなり有利なことが5割、今まで使ってこなかったコントロールを使ってみたいという気持ちが3割、残りは睡蓮の原野への愛。デッキパーツを丸々貸してもらったチームメイト、スパーリング相手になってもらったウォンキル会のメンバーには感謝しかない。
結果は福岡と岡山で爆死、宮崎でバブル負け。宮崎は特に悔しく、最終戦が終わって結果発表がされるまでの間トイレで号泣していた。悔しいことはいいことだと思う。本当に。

楽しかった。一緒に行ったラーメンは高くてマズかった。

次のパイオニア予選のときはしっかりとコントロールを握ってみようという気持ちにもなった。コントロールのパーツは何も持っていないので少しずつ集めないとなぁ。

EDHをやめた

少し暗い話にはなるが、今年のどこかでEDHをやめてしまった。
自分は『何も気を使ってないし好きにやらせてもらってます』みたいな顔をしながら結構気を使うことが多い、というよくわからんポジションでEDHをしていたのだが、何度も遊ぶうちにそこらへんを察してもらえはないな、と感じたのがとても女々しいが1つの理由。大抵『こいつ好き勝手やってるように見えるから邪魔しようぜ!』みたいな雰囲気になり、僕が干渉できなくなったあたりに誰かが漁夫の利で勝つ、みたいなパターンばかりになり、前世の記憶を引き継ぐ人も多く、どのデッキを使っていても面白みがなくなってしまった。
もう1つはカードゲームをしている人間とのコミュニケーションの難しさ。カジュアルを盾に人を殴る相手が多く、EDHエンジョイ勢を自称するものは対戦相手達をエンジョイさせるのではなく、俺をエンジョイさせろ、という意味であると受け取らざるを得ないような人と多く対戦してしまい、メンタルに来てしまった。そういったことで悩むのなら、ちゃんと勝ちたいという気持ちを全面に出せる競技マジックが一番自由であると思い、少し距離を置くことに。
少し口が悪くなったが、友達と酒を飲みながらプレイするEDHは最高に楽しい。機会があればまたやりたいと思うので新統率者委員会には早く新しいルール制定をしてほしいと思っている。あと『宝石の睡蓮』と『魔力の墓所』は解放してくれよ。

大好きなジェネラル

モダン店舗予選(チャンピオンズカップS3R2)とラスサン2024予選

フォーマットはガラッと変わってモダン。
元々モダンから始めたと言うこともあり楽しみにしていたのだが、資格試験のために回らないつもりではいた。ところが海外出張が資格試験の日程と丸かぶりしてしまい、資格勉強の先延ばしが可能になったのでしょーがねーな…と言いながら回ることに。これでいいのか?人生。
デッキは愛機アミュレットタイタン。指輪物語、モダンホライゾン3という核爆弾を連発されてモダンはもうめちゃくちゃになっていたので好きなデッキと心中するつもりで調整していた。
と言いながら裏ではぐるぐるロータス、ジェスカイコントロール、エルドラージなども練習していたが、ナドゥが死んだ(予選を回り始めたときは生きていたがどうせ死ぬと思っていたため)後のエネルギー系統に強く出られるのはコンボだろうなと考えていたため、ある程度自信もあるアミュレットタイタンと戦場へ。ここらへんの話は別のnoteにまとめたので興味があればぜひ。
調整を重ねていくごとに戦績が上がっていくのが楽しく、SE1没芸人をしながら店舗予選を抜けた。お世話になっていた元野木書店で、お世話になっていた方と抜けられて嬉しかった。このあたりからアミュレットタイタンをfullfoilにしようとして苦しみだす。

今見るととっ散らかったリストだなぁ

その後ラストサン予選2024の予選も抜ける。プレイマットが可愛いかったのでスプリットして手に入れ、喜んでいたところ嫁に「配信に映ると面白いから抜けてこいよ」と命令され無駄にもう一度抜けることに。まあ勝てたのでよかった。よかったのか?

宝物

モダンエリア予選(チャンピオンズカップS3R2)

モダンは楽しいので福岡→宮崎→大阪→岡山とたくさん回ったろ!と予定を立てていたところ、福岡で一発抜けしてしまい旅の予定がなくなってしまう。大阪の友達と遊びに行く計画までたてていたのでスタンダードのエリア予選では行きたいところ。
使用デッキはもちろんアミュレットタイタン。3度にも及ぶモダホラショックにも耐えたデッキであり、たぶんこれからもずっと擦るのだろうなと思い始めている。最終戦では店舗予選を通して仲良くなった人とIDしてお互いにエリア抜け&握手という最高の締めになった。千葉のファイナルも楽しめるといいな。

千葉もがんばるぞぉ

スタンダード店舗予選(チャンピオンズカップS3R3)

モダンばかり回していたところあっという間に次のサイクルに。正直何もわからなかったので(1年ぶり2回目)今まで使ったことのないタイプのデッキである青黒ミッドレンジを使うことにした。動きがキモくて気に入っていた『悪夢滅ぼし、魁渡』や境界ランドを安いうちに買っていたというのもある。そしてそのままラストサンにも持ち込むことになる。
結果は無事店舗予選抜け。我が鉄槌団の団長と抜けれてよかった。

何やってんだよ!団長!


ラストサン2024本戦

実力も運も足りておらず、1-7という驚異的な戦績を叩き出し笑うしかない。ただいい意味であまり落ち込んではいないことから、今年1年競技マジックに取り組んできた成果がメンタル面に少し出ている気もしている。腕に成果を出せよと言われると黙るしかないが。
3日間お世話になったzoe兄弟、ウォンキル会の方々、アミュレットタイタン調整グループの方々、ありがとうございました。次は本線でも勝つ!

全部が楽しかった
ギャングスタに連れ去られているところ


2025年の目標など

だいぶ長くなってきたのでここらへんで締めとする。2025年は大型大会でも少しは戦えるだけの力をつけたい。2月にはチャンピオンズカップファイナルが千葉で行われるし、最後のエリア予選(スタンダード)が残されている。私生活に気をつけながら少しでも納得できる結果を出したいところ。とりあえずMOには課金したのでしばらくはモダンの練習をしたい。アリーナではスタンダードの練習もするし、そろそろリミテッドの力もつけたいと思っている。
今年1年は競技マジックに浸かり、とても楽しい1年だったと思う。たかがカードゲーム、されどカードゲーム。沢山の人と知り合い、喜怒哀楽の全てを味わうことができた。それにかけた労力とか情熱といったものは自分だけが知っていればいいと思う。その結果得たものをみんなで酒の肴にできれば最高だとも思う。今年はそんな機会がたくさんあって幸せだった。来年もそんな機会がありますように。そしてこれからも対戦よろしくお願いします。

あめのもと

いいなと思ったら応援しよう!