【葉】今の私の頭の中
このnoteは、現状SALONメンバーによってリレー形式に回っている。
前回シンツバ氏よりお題とともにバトンを今回渡されたのが私、
葉月です。
お題は『SQ-SALONに入ってからの私の頭の中』
ざっくりこんな感じである。
・アートってなんだ?アーティストって何?
・私が『アーティストっぽい』理由は?
・アートってなんだ?アーティストって何?②
・なんでこんな写真あげたいの?私
・ということは?
・どうなりたいの?
・作って壊して、壊して作って
・アートってなんだ? アーティストって何?
シンツバ氏の記事にもあった通り、SALONでは日夜『己の深掘り』が行われている。
天命を自他ともに明らかにし、全うし還元するためである。
そのためには自分をまず知ってないといけない。
メンバーに客観的に自分の主観を見てもらいながら、
「私は何? 私は何がしたい? 何ができる?」
を考えていくのだが……。
最初の『私は何?』の部分で早速己を見失った。というか戸惑った。
自分に『アート』『アーティスト』という評価が目立つことにだ。
そう思ったことがなかったのである。
・私が『アーティストっぽい』理由は?
instagramやTwitterにあげているこういった写真たちのイメージが大部分らしい。
これは何かと言われたら、ツボの場所を表している。
ツボにはそれぞれの場所や効能を表す名前がついていて、星座のように一つひとつにストーリーがある。
自分の体にそんな格好いいものがある感動を表現してみたい欲がずっとあり、
そう言えばお客様に「ここにお灸してくれ」と渡すカード欲しいな。
「あ、なら作ろうかな。ツボカード!」
と思い立ち撮影した物である。
とりあえず今はinstagramに気まぐれにツボ紹介的な感じで載せている。
他にも鍼だらけの女の子や、夾脊(きょうせき)というツボに刺鍼した写真などもあげた。
ここでもアートがうんちゃら言ってるな! しつこいな自分‼︎
だがそれほど私には意味がわからなかったのだ。
・アートってなんだ? アーティストって何?②
SALONでの『壁打ち』という互いの深掘りを重ねるうち、どうやら私と世の中では色々感覚が食い違っているぞ?
ということに気づいた。
本日のテーマで言えば私の思う『アート』『アーティスト』と世の中の定義はもしかしたら全然違う可能性がある。
もしくは私がちゃんと『アート』『アーティスト』に対して考えたことがない。自分の中の定義がない可能性である。
なので考えてみた。
キーワードを並べてイメージを掴んでみよう。
まず私にとってアート(art,arts)ってなんだろう?
直訳は芸術。
Q:私はどんなものを芸術だと思っている?
→ゴッホやピカソ、油絵(いわゆるファインアート)、理解を得ることより発露を重視したもの
アーティストって誰? どんな人?誰 が思い浮かぶ?
→安室奈美恵を始め、音楽で食べてる人たち、表現で食べているひとたち
その人たちと自分の違いは⁇
→食べる為に写真を表示はしてないな
メディアなどでアート、アーティストと評されているものは?
→もしかして「職人」の側面を持つものもアーティストと呼んでたかもしれない
私の中では
芸術(アート、アーティスト)
=見返りを求めていない、枠から描かない(過程からゴールを作る)、あくまで自己表現、カオス
職人(?)
=対価をもらい要望に応えて製作をする、枠から作る(ゴールを決めてから作る)、代弁者、規律
などのキーワードを当てはめているみたいだ。
※あくまで私の中で定義しただけである。異論は認める!
※ちなみに『鍼灸師』は職人だと思っている
どうも職人と芸術家の役割がどうも入り混じって考えていたと思う。世間では例えば映画に合わせた歌を依頼されて作ることもアーティスト活動とされてるし、そうなんだな。と私も考えていた。手法が表現ならなんでもアーティストと呼ばれるのだ。
だがこうして分解してみると私はそれに納得していなかったらしい。
だから違和感があったのかもしれない。
実は私は職人に憧れを持っている。黙々と一つを守り、応え続ける職人。
きっと私は、
「鍼灸師」という肩書を得てその憧れの仲間になれた! と思っていたのだ。
だからアーティストと呼ばれて感じでいた違和感は、「抵抗」だったのかもしれない。
違うやい! これでも職人の端くれなんだい! プンスコ!
みたいな。子供か。
・なんでこんな写真撮りたいの? あげたいの? 私
この問いに、商業的もしくは明確に誰かへ向けて何かの意図をもっていれば私の中の「職人」に当たるはずである。理由があって→写真をとるという図式。
意味などない! 評価もされないでも構わん。思いついたからやっただけだ100%。あげたいからあげる。これは「芸術家」に当たる。
私はどっち?
うーん。意味などない80%、意図がある20%・・・?
割り切っていない。だって「いいね」ついたら嬉しいしなあ。
だがいいねの❤️がたった一つだとして、投稿を止めるのだろうか? を考えると投稿し続ける自分がみえた。評価もされたら嬉しいがそれが理由ではないようだ。
思い返せば
①こんなのとってみたい
②イケてるでしょ
③せっかく撮ったしなんか活かそうかな
という思考をたどってる気がする。
①に関してもなんで撮って見たいのか?と言われたら、『なぜイケてる思うもの、ワクワクすることに理由が必要なんだ?』と思ってしまう。
なんでこうゆう構図なの? なんでこうゆう撮り方なの? ツボの場所だよね?
という問いにも『これがイケてると思った』以外言いようがないのだ。
「誰かを助けるのに理由がいるかい?」
(ファイナルファンタジー9:ジタンのセリフより)
いるかい?
海賊王になるのにも、
管理人さんに恋しちゃうのも、
いるかい?理由が必要なのかい?
お灸をする行為自体を大事にしてもらえそうじゃない? とか、
かっこいいほうが興味を持ってもらえるんじゃないかとか、ぶっちゃけ後付けである。根拠も理論もない。
うっかり誰かの役に立ったり、気分をよくさせたならラッキー。
意味や理由はむしろいい感じに想像して創造していただけたらさらにラッキー!
見る人のことなんか優先していない。
自分の欲優先である。
・ということは?
なんてことだ。アーティストと呼ばれるのは意味がわからなかったが、分解してみると芸術肌(家)と言われたら抵抗できないぞ……。
世のなかでは何かの手法として表現を用いて発していたらそれは「アーティスト」。
しかも誰かの為でも、お金の為でもない、もう、自分の欲しか出てこなかったじゃないか。
私のマインドは職人じゃないのだ。
みんなごめんね、どうやらアーティストかもしんない!
みんな合ってたよ。
抵抗してごめんね…。
ここまで分解してまさか自分の価値観がひっくり返るとは。
ところで、
余計「鍼灸師(職人)」というアイデンティティが崩壊してきてどうしよう。
でも人と関わりを持って何か生まれるってそれもアートと言えなくなくない?
治療を通してその人の生活に関わるって創造性強くない?
そう考えるとみんなアーティストかデザイナーと言えなくなくなくない?
「鍼灸師(アーティスト)」←て含めても……いい?
と、いうこと(どういうこと?)
がSALONに参加していると頻繁に起こっている。
価値観がひっくかえり、裏返り、次の瞬間には当たり前の顔をしている。
一体どうなってるんダヴィンチ状態である。
・どうなりたいの?
まだ明確にはなってないが、この分解・分類の繰り返し、
メンバーとの答え合わせの中でもうすぐ……
答えが出る気がしている。
どうなりたいというより、こうしていたい、を優先する方が私はきっと近道だし、周りにも分かりやすくて安心させてあげられるんじゃないかと思う。
どうなりたいには願望があるので、今の自分や特性はあまり関係ないからギャップが生まれる確率が高い。そのギャップには自分も周りもあっぷあっぷしてしまう。
こうしていたいには、過去の積み重ねからうっすら自分の心地いい状態が自然と計算されている。考えなくても自分のことを考慮して出てきた感情のようにおもえる。
無理のないエネルギーの流れは穏やかでスムーズだ。
陰陽、四季の流れ、自然の摂理には逆らわない方がいいのだ。
どうも鍼灸師としてはエゴの塊のような自分が見えてきて
なんとも言えない気持ちもあるが。
・作って壊して、壊して作って
増やしたら減らして、減らしたら増やして、なんで?なんで?で頭がいっぱい。
SQ- SALONにはいってからの私の頭の中は創世記。である。
炎の七日間、
ノアの洪水も何度起こったかわからない。
でもこれだけ砕いて混ぜてを繰り返してるのだから、
栄養豊富な土壌ができると
信じてる
むしろできて!
たのむぜ、私!
他の SALONメンバーたちはサクッと内省がおわり、各々世界へのアウトプット(コミット)に乗り出している人が多いよ。
自分をむき出しにする手伝いをしてくれる場なんて、
大人になってなかなかあるようでない。
特に「鍼灸師」という特殊な職業を選んだ仲間が自分を見てくれるのだ。優しいぞ!この SALONは。
あと結局マイペースに、ゲリラ的に、上記のような写真活動はしていると思う。
活動の行方に乞うご期待。
【かいたひと】葉月(はづき)
鍼とお灸のチルアウト感にはまった勢いで鍼灸師になってた人。
美容鍼得意としているけど、鍼灸中の瞑想感で皆を寝かしたい欲のが強い。
鍼灸屋月日
https://www.tuki-hi.com
instagramで#tukihi_arts 活動中
「痛そう」だけじゃない何かを感じてもらえたら幸い。
https://www.instagram.com/tukihi3/
このサロンの活動は鍼灸業界、その先にある社会をより良くしていくことに繋がると信じています。 活動の幅を広げる為のご支援をよろしくお願いいたします。