オフサイドと意図的なプレー
ピピッー!
またしてもオフサイド。私のポジション柄、いつになっても仲良くなれないオフサイド。何やってんだ自分。憎めない副審。ごめんよチームメイト。
そんな「オフサイド」は、待ち伏せ禁止のルールであり、パスを出す瞬間、ボールの受け手はキーパー以外の相手選手より目指すゴールに近い位置で受けてはいけないというものだ。
そしてオフサイド先輩はいつも審判を悩ますことで有名だった。たまに審判を任される僕も同じ気持ちになる。
というのも、上記のシーンだけに限定すれば、審判は判断しやすいが、パスが相手に当たったって繋がる「ディフレクション」であったり、ボールカットをミスする「意図的なプレー」の失敗であったりと条件が増えれば増えるほど判断が難しくなる。
もちろん審判によって判断基準が異なる為、異議や抗議が増えるがほとんど感覚に近い。内心許してと試合中シャビが首を振る回数ぐらい思っている。
そんななか、ルールが改正された。
意図的なプレーやディフレクションの違いに関するガイドラインの明確化。以下諸々
極論、「オフサイドか否か」から「そのオフサイドは意図的なプレーか否か」になっただけで、判断基準が経験と感覚に委ねられるところは変わらないかなと思った。
ただ、審判も人だしジャッジミスがあったとしても仕方ないこと。ジャッジミスも含めてフットボール。
ピピッー!
「今のは意図的に見えたからオフサイドね。」
「いや、意図的じゃねーよ。」
昔友達と喧嘩したのを思い出した。
「は、お前わざとやっただろ」
「わざとじゃねーし」
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