見出し画像

都市移動しました。引っ越し先は平たんな街なので自転車も買いました。

ある日突然、家のオーナーより「引っ越さなくてはならなくなった、申し訳ないけど家をでてほしい」との宣告を受けた。お家はとても気に入っていたし、オーナーご夫婦とも仲良くさせていただいていたのでとても残念だったけど明るい理由だったので、こればかりは仕方ない。

またあの辛い部屋探しか。。と気持ちが落ち込んでいたのだけど、そういえばもともと行きかった都市にせっかくだから引っ越そうか、ワーホリらしくフットワーク軽く移動を決意。家探しもどうせ見に行けないし、とフィーリングで決定。

北島から南島へ。

到着して初めて会った南島人は、ワイルドでかわいいタクシードライバーのおばあちゃん。「この街はチーズ美味しいよ。街中にもおいしいお店あるよ。店の名前?知らないよ。チーズ食べれるところ。すぐわかるさ。」と、他にも色々おすすめしてくれていたけど詳細は一切不明というワイルドさ。ちなみに未だにその店は発見できていない。おいしいチーズ、食べたいのだが。

少し街を探検して気づいたのは、圧倒的にアジア人が少ない事。今までがどこに行ってもアジア人たくさんだったので、初めてアウェイな雰囲気を味わっている。ただ皆さん目があえば笑顔で挨拶してくれるし、とても親切ではある。

さて、できる限り車の運転はしたくないので、自転車を買うことにした。北島はアップダウンが激しすぎて乗れたもんじゃなかったけど、ここならば!

長く使うわけでもないのでお手頃価格の自転車を買おうと、取り急ぎ、激安ホームセンターでパートナーの自転車のみを購入した。組み立てが必要な自転車だった。組み立てを頼めるかお店に確認したところ、19ドル追加支払いが必要なうえ、いつ来るか不明な組み立て専用のおじさんを待たねばならないとのこと。いや、そのおじさん、誰!!専従の人毎日いないのかい!!

すぐに使いたかったので、箱ごと家に何とか持ち帰り、いざオープン。めっちゃ複雑!!こんなの絶対できない。しかも、驚くべきことに組み立てに必要な工具は一切入っていない。ということは、何も持っていない人は全部買わないといけないということか。NZではヘルメットの着用が義務づけられているので、その購入も含めるとなかなかの初期投資が必要となる。なんて商売だ。

幸い、家のオーナーさんが工具一式を貸してくれたうえに、結局ほぼ組み立てまでしてくださった。我々はただ自転車にまたがって支えたり、よくわからない説明書をペラペラとしていただけだった。感謝です。

自転車ひとつ買って乗るまでにこんな大変さがあるなんて。当然のように組み立て済みの自転車ばかりを使ってきた私、贅沢者だったんだなあ。

ちなみに私の分はちゃっかりお店に組み立て依頼しました。なので、おじさん待ちとなっています。

朝晩は寒いけど穏やかで自然豊かなこの街を、新しい自転車で見て回るのが楽しみだ。


いいなと思ったら応援しよう!