昭和100年目前!阪田マリンが「スカパー!昭和純喫茶バス」で魅せた昭和愛
2025年は”昭和100年”となる年。スカパー!では、”昭和100年”を先取りして、スカパー!の各チャンネルで昭和のテレビを彩った、映画・音楽・ドラマ・バラエティ・時代劇・特撮などジャンルを横断した秘蔵映像、名作、歌手・アイドル出演番組をお届けする「スカパー!昭和テレビ」大特集を開催。
特集を記念して、11月15日(金)~17日(日)で「スカパー!昭和純喫茶バス」が運行された。
本イベントは都内にある”昭和”スポットをめぐりながら、車内で"昭和"純喫茶メニューが楽しめるイベントで、初日となる15日(金)の運行では、昭和カルチャーを発信する"ネオ昭和" Z世代のアーティスト兼インフルエンサー ・阪田マリンさんが同乗した。
阪田さんはZ世代でありながら昭和への熱い想いを持ったアーティスト兼インフルエンサー。チェッカーズをきっかけに昭和の虜となって以来、自身の「好き」を発信し続け、2023年にはネオ昭和歌謡プロジェクト“ザ・ブラックキャンディーズ”としてデビュー。「マツコの知らない世界」(TBS系)等の番組に多数出演、2024年4月には1st写真集「今って昭和99年ですよね?」を発売するなど活躍の幅を広げている。
ツアーの集合場所は表参道。赤い2階建てのロンドンバスに乗り込むと、昭和レトロな内装のテーブルに昭和雑誌やミニチュアのレトロスピーカー、黒電話などの小道具が並ぶ空間が広がる。”昭和”の世界に懐かしさと期待が募るなか、ピンク色のジャケットと白地に黒い水玉模様のパニエを纏った阪田さんが元気よく登場。「5.4.3.2.1 出発!」の掛け声でバスツアーがスタートした。
バス車内では純喫茶プリン、ハムカツサンド、ソーダフロートなど懐かしの”純喫茶メニュー”が提供。メニュー紹介では阪田さんが「マリンだけにマリンブルーを食べました。このソーダフロートはウマリンですね」とジョークを披露し、出発早々和やかな空気に包まれた。
温かな空気のなか、バスが最初に向かったのは、音楽とエンターテイメントの聖地・NHKホール。往年の名番組「ビッグショー」や「レッツゴーヤング」が収録されていたNHKホールを前に、松田聖子の「天国のキス」(1983年)や中森明菜の「BLONDE」(1987年)が好きで、当時の音楽番組の豪華なセットについてこだわりを感じると語る阪田さん。スカパー!のチャンネルで放送されることを知り「配信もなかなか見ることができないので、リアルタイムで放送してもらえると見たい」と笑顔があふれた。
続く目的地は原宿。若者文化を発信する原宿で阪田さんが想いを馳せたのは、1980年代の若者が憧れたロックバンド・チェッカーズ。父親が持っていた11枚目シングル「Song for U.S.A」(1986年)をレコードで聞いたことをきっかけに”昭和”の虜になったという阪田さん。
当時10代だったこともあり、歌詞にある「ティーンネイジのまま約束だよ 大人になってくれ」が響き、いくつになってもティーンネイジの気持ちを忘れずに大人になろうと決めたという。
その後もアン・ルイスの「六本木心中」(1984年)を振り返りながら六本木、東京タワーと通過。休憩地点である芝公園でバスが停車すると、車内の小道具を使って”昭和テイストな写真の撮り方”をレクチャーするコーナーも。ミニチュア電話の紐を持って「あざと可愛く、くるくるするのがポイントです」と”映え”テクニックを紹介した。
再び動き出したバスが向かったのは、日本映画史を彩った伝説のスター・石原裕次郎もゆかりのある銀座。圧倒的な存在感と独特な雰囲気、自然体でありながら堂々とした姿勢が魅力の石原裕次郎。祖父がファンだった阪田にとっても印象的な人物で、特に代表曲「銀座の恋の物語」(1962年)のミュージックビデオで、ありえないベタなシーンが多くておもしろかったと回想した。
バスツアー最後の目的地は日比谷。日比谷公園や日比谷映画街など日本のエンターテインメインと中心地として発展した地ということで、阪田さんが好きな角川映画やドラマの話題に。父から薦められた映画「野獣死すべし」で主演を務める松田優作の伝説的な演技を、ドラマ「探偵物語」や「大都会」も交えつつ、昭和愛たっぷりに紹介した。
あっという間に発着地・表参道に到着し、阪田さんは「東京をいろいろと回りながら、勉強しながら、皆様と一緒に昭和にタイムスリップしたような気分で、とにかくすごく楽しかったです!」とコメント。”昭和”をめぐるひとときの旅を笑顔で締めくくった 。
スカパー!では今だからこそ「観たい」「聴きたい」名作や名曲を、当時の映像で楽しめる「スカパー!昭和テレビ」特集を12月31日(火)まで放送している。”昭和”を知っている方も、そうでない方も、”昭和”を懐かしみ楽しむ機会として、ぜひテレビで楽しんでほしい。
(取材・文 ヤマ)