写生
僕が小学校の頃は写生大会というのがあり、学校から離れたところに行って絵を描く行事がありました。
牛が飼われてる所へ行き、下書きを鉛筆でしていました。
絵を描いてて気になったことは、柵のように太い針金が横に何本も張られてることでした。
僕はおもむろにその線を触ってみました。
ビリビリビリ!!
なんと電気が流れている柵だったのです。とてもビックリしたし痛いしで、初めての経験でした。
絵を描くより、そちらの方が気になってしまいました。
友達も葉っぱの両端を持って鉄線に触って、案の定ビリビリしてました。
ちなみに、描いた牛の作品は学校代表に選ばれ市のコンテストに出品されてました。
でもそのことより、ああいう電気鉄線があることに、なんとも言えぬ恐怖を感じました。
牛が逃げないようにするのでしょうが、僕の心はかわいそうという気持ちになってました。
でも、よい社会体験です。
FIN
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